ますだいっこうのあと@ベルリン

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ポーランド旅4日目:クラクフ→ワルシャワ、『Dzienniki Majdanu』[ベルリン2014]

クラクフ駅夜明け
出立の朝にやっと快晴である。せめて駅界隈だけでも少し徘徊して、ベーグルの原形との説もあるオブヴァジャーネックを青テント屋台で買い頬張る。08:18クラクフ中央駅→11:19ワルシャワ中央駅、POC3104。〈クラクフからワルシャワへ鉄路移動中。コンパートメント初体験、真隣はクマ系眼鏡男性でラブリー&親切、他の女性客4人のうち二人はポーランド映画俳優だそう。ドリンクサービス・検札が済むとホント静寂そのもの。天気は朝の快晴からまた曇り。あ、いまは車内無料ネット接続です〉、ときおり通訳までしてくれるクマさんに肩を寄せたい欲をたびたび打ち消す。車両は行きより新しく6人寄せ合いもそれはそれで快適だった。ただ列車はイミフな停車をして最終的には1時間遅れ到着
グラフィティ
トラムでAirbnb宿に向かう。たぶん頻繁に路線変更されるがゆえ地元人ですら電停の系統別経由地を凝視してる。そんななか駅前から北上する10系統は真っ直ぐは走らずで慌てて降りて別系統に乗り換え、さらに東行きトラムは警戒して通りがかりの女性に尋ねるも彼女も電車が来ても尚あれこれ表示を確認する始末、てなことやってるうちに見通し甘くも買ってしまった20分乗車券は時間切れ、ヴィスワ川を越える大きな橋過ぎたら降りようと脂汗の最中、まんまと編成の後ろから登場した検札官にお目こぼしありませんでした。1PLN分ケチって164倍の科料。せめてもの抵抗に私はどのチケット買うべきだったか、答えを知りつつも尋ねるが、英語の曖昧な彼は最後の最後まで24時間乗車券と言い張った、75分有効の1回乗車券が妥当だろうに。
〈鉄道遅れ他ありつつもワルシャワ堪能。旧市街以外はただ都会で、けどどこも佇まいが新鮮&気に入る、トラム縦横だしね。宿は川東側Praga地区北の社会主義風団地。室内はこぢんまりきれいで住みたいほど、部屋主はやや宮城聰似〉、世界地図にピンで彼自身の訪問先を示した地図を前に旅好き会話などしたあとに「ところで名前は何て発音するの?」と聞いたら「ポーランド語はdとかjとか多いからね『アンドレイ』でいいよ」と。けど後で有名映画監督と同スペルと気がついて「アンジェイ?」と聞き直したらニッコリ、そうでした。
犬の散歩
旧市街入口パンダ
バス停と店
早速街歩き、まずは今夜観る舞台の配券に。アメリカだかカナダだか現代劇の翻訳モノは売り切れで、以前からチェックはしててけどわざわざおフランスものはなと躊躇ってたマギー・マランも売り切れで、旧市街のツーリストインフォメーション探して彷徨い、そこで尋ねるも音楽イベントの予定とかプリントアウトしてくれなくて、置いてあったチラシと無料インターネットで舞台写真的にややおもしろげな公演を発見して、トラムに乗って劇場窓口へ行くもやはり売り切れ、しばし座り込んで頭を冷やしもう一度窓口のおばさんに交渉、奥からより英語が達者な若い男子も登場、ウェイティングリストに入れてもらうことになった、やれやれー。
クラクフと同じ手口狙いで中央駅前の近未来的建築SCのフードコードへ、だけどクラクフのように地元料理はなくてグルグル回遊の挙げ句ギリシャ料理プレートで腹ごしらえ。
サイン@近代美術館
近代美術館
建築雑誌表紙@近代美術館
ちょっと界隈歩くかで近代美術館に遭遇、ブックカフェ&ミニギャラリー:『Nightlife Archives』ってクラブカルチャーなど捉えた写真メインの展示に体温上がった、とより大きな展示空間:建築系の展示、と。上階地下へも続いてたけど時間切れ。
10秒カウントダウン接近表示
地下鉄
せっかくなのでひと駅だけ地下鉄に乗ってからトラムに乗り換え劇場へ戻る。無事チケット入手できた。
Powszechny劇場終演後
Powszechny劇場外観
Dzienniki Majdanu』@Teatr Powszechny、グーグル翻訳で発音させると「ジェンニキ・マイダノ」と聞える、意味的には“マイダンの新聞”とかみたい、つまりアクチュアルなウクライナ情勢をモチーフにしたもの。ってことまではポーランド語セリフでも理解できたけどー、それ以上はね。スタジオ形式の天井低め空間で平場の舞台を挟んで客席対面。長細い舞台面片方に何だか枯れ草の森みたいなオブジェ、その反対は金属スロープを経て高みに至るメタリック装置。まずエレクトロな音楽でしばらくファッションショー的なシーンがあり各種登場人物が重ね着や手近なものでデモに備えるいわば装備を身につけていく。そこから直立アジテーションとか群唱シーンとかがあって、無駄に動いて無駄に消耗してみせるシーンがあったり、ちょっとおふざけ系とか、気がつけばひとり装備を脱いでる→日和った?キャラがいたり、おばちゃんが長々独白したり、トサカ系髪型のちょっとイケメンがおどけてたり、とかなんとか。女優がマイクで煽る場面で1列目どセンターだった自分にまでポーランド語で質問が投げ込まれたのは正直クッタリだった。エネルギッシュではあったけど、ウェブ画像からの先入観以上にやはり言葉寄りの演劇、とはいえ旅先で無事観られてよかった。

2013年11月21日、欧州連合EU)との関連契約の締結から撤退するウクライナの大統領の決定に抗議するためにキエフの独立広場に数千人のうち。 29から11月30日まで夜の民兵の残虐な介入は、自発的、学生、プロの欧州抗議が一緒に知識人や労働者、起業家、学生、アーティストや関係者と、全国の「尊厳の革命」に変わります。マイダンで何百何千人もの人々の上に...
2013年11月からキエフの抗議の新しいウクライナのドラマホットで転写証言や参加者の非公式グループの2014年2月のメンバーに。ナタリアWorożbytは一つのテキストの普通の人々の目を通して、内側から見た革命の連続した段階を描いたドキュメンタリーを作曲。
ショーは事実と感情を凝縮する。ドキュメンタリーは、俳優、書き換え動きと音楽のモチーフの本文に書かれている。具体的な歴史的イベントは観客に、ステージ上で、今ここで行われる。フィーバーは、様々な形態に取って、革命的な英雄をスイープ。熱意と絶望、パワーとテロ暴力の感覚、コミュニティ、喪の孤独の魅力。安全な国の人々 - - 私たちは、このような経験へのアクセスを持っている?私たちの視点は無実ですか?

〈宿近く[のWilenska]にあるカルフールは、クラクフ駅前同様かそれ以上なくらい巨大。肉・魚・チーズなどの対面販売ふくめ23時まで営業してる模様。冷凍食材バーなんぞは初見。エキスプレスとかいうコンビニ的なのもよく見かける。にしてもなして日本から撤退してもうたかね?〉
寝る直前ツイッターのタイムラインで今夜が冬時間への切替だと気づく。1時間得するバージョンなので旅先ではかなり助かった感あった。