ますだいっこうのあと@ベルリン

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ベルリン・ビエンナーレ/『ブエノスアイレス』[ベルリン2014]

快晴。SバーンU1途中からU3に乗って終点クルメランケ駅まで。途中工事による単線運転で2度乗り換え。ベルリン・ビエンナーレ8.Berlin Biennale」@ハウス・アム・ヴァルドゼーHaus am Waldsee、元別荘建築の西ベルリン時代からの小美術館は同ビエンナーレ3会場のうちの1つ。いうなれば大きな歴史と小さな個人史のせめぎ合いみたいなことが今回のテーマらしいのだけど、どの作品もイマイチぴんと来ず。エレガントな建物から小さな湖への向かうなだらかな斜面の緑のほうが空模様も作用してとてもとても印象的。湖畔で持参弁当広げるなぞw。そんなある種典型的なヨーロッパの自然の中に埋め込まれた1対のスピーカーから、イスラム教の礼拝呼びかけアザーンが流れるSlavs and Tatars作品の違和感と安堵感が奇妙に綯い交ぜになって座り込んでしまった。
独語講座講師モニカも推奨な湖クルメランケKrumme Lankeまでせっかくなので足を延ばす。静かなゴミひとつ落ちてない湖でブラリ・ポロリ含む老若男女が日光浴やら湖水浴やら。ベルリンの夏暮らしを実際に垣間見た気分。バスでメキシコプラッツ駅まで行き、ここの建物も丸屋根で素敵だった、戻りはSバーンアメリカ記念図書館に寄り、先日のオープンリハーサルでエレナが使っていたペーター・ハントケの戯曲を借り、ついでにブルーレイも借りて閲覧室隅のディスプレイで『ブエノスアイレス』。トニー・レオンがテープレコーダーに何か吹き込もうとして…のところと、ラストでまた涙腺が緩んじゃった。劇場公開時以来だから17年ぶりなので、他にもあれこれ新鮮。って日本語字幕がiTunesにもあるのねー。買い出し経由戻って、日本時間真夜中過ぎ早速映画のことをけーくんとガガガガガとチャット。