ますだいっこうのあと@ベルリン

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KNさんJNさんと会う/『エンジェルス・イン・アメリカ』

ikkomasuda2013-01-20

いわば冬晴れ。凍えるけれど日差しがある青空の下、うきうき街歩き。水辺はジョギングや散歩する人の姿も多数。
ツイッターつながりで今は現地在住の日本人KNさんとデンマーク人JNさんと待ち合わせ。指定の素敵カフェMeyers Deliが日曜昼時の圧倒的混雑で、近場にあるIpsen & Co.へ。こちらもこぢんまりながら気さくな雰囲気の落ち着けるカフェ。お二人はデンマークの法律上同性婚している。初対面だったけれど、フレンドリーに接していただき英語メインでおしゃべり。
Engele I Amerika エンジェルス・イン・アメリカ』@エディソン劇場。予告動画
休憩3度休憩含む1部2部通しで約4時間30分。なので元戯曲からはかなり大鉈ふるったバージョン。総じて演技・演出はオーソドックス、“新劇”ちっくな印象。厚みあるパネルの移動にベッドやデスクなどを足して場面転換。間口広め奥行き狭めな舞台だからかいくつかのシーンが横並びのままだったり。ニューヨークの映像が常にパネルに映る。
脱ぎはたぶん戯曲にある通り?で、まあ脱いだ後のお持ちものはそりゃ欧米人だしね、というのは10列目なのでゴニョゴニョゴニョw。プライアー役が相対的に年齢上めに視えかつわかりやすく痩せ顔で病人度がちょっと直球だったかも。そのかわり(?w)ルイス役は小動物配合愛嬌顔。堅気のジョー役はいわゆるスカンジナビアン美形青年でまあなかなかね、役者本人もゲイらしいけど。
台詞自体がデンマーク語なので、英語ドイツ語と似た単語がときたま拾える以外もちろん理解はできないけれど、日本語版、特に1年前のKUNIO09、での記憶でフムフムこれはあのシーンね的な追い方で、観た。政治・宗教への横道、作品の醍醐味ともいえる横道はかなりカットされ、人間関係描写中心にはなっていた気はするけれど、やっぱり観て楽しめた。ベセスダテラスの終景へ辿り着いたときの、穏やかな前向きな着地感は何とも言えないのよね。カーテンコールは客席総立ち。
ベルリンでいうケバブ、こちらでは確かファラフェルと言ってた、と、マクドナルドのコーヒーで部屋夕飯。