ますだいっこうのあと@ベルリン

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アーケン美術館/若手ダンス4本立て

ikkomasuda2013-01-19

コーヒーとパン、ハム・チーズなどの簡単なホテル朝食。テーブルには赤いクロスがかけられ、伏せて食器がセットされている、質素だけれど静かな雰囲気は前回同様大好き。宿近くにある鉄道のチケットセンターへ。行き先を告げ爽やかなスタッフくんの説明で納得したうえで24時間オールゾーン乗り放題券130DKKを買う。「美術館たのしんできて」と笑顔で言い添えてくれた。
SトークA線Ishoj駅(oは/付きの文字)、ニュータウン的な駅前でバス待ち合間にスーパーマーケット。バス128、乗ってしまえばすぐだけど雪がちらつく氷点下を歩くには適さない距離。アーケン美術館。船の舳先をイメージしたような現代建築で一目瞭然。特別展入れ替え期間で料金はディスカウント。ダミアン・ハーストのまとまった作品群のほか、エルムグリーン&ドラッグセットの中途から壊れた階段やら手押し車が2台合体した作品など。自館からの展示は点数少なめながら、天井の高い建築にポツンポツンと配置されていて、空間自体を反芻するような感覚だった。カフェから眺める冬の海もそれはそれで灰色の情緒が。某筋からの情報によるとヌーディスト・ビーチだそうですがw。
中心部へ戻りバスに乗って、初めて中央駅西側エリアへ行く。石畳のいかにも観光客向けな東側エリアと違って普段使い度がぐっと上がる車窓印象。ベティナンセン劇場ボックスオフィスへ。オンラインなら半額チケットがあるわよとアドバイス。半信半疑でホテルに帰りグーグル翻訳先生頼りで、当日受け取り料加算にてどうにか予約完了。
劇場で入手したフリーペーパーで、ダンススペースがあることを知る。今夜の公演チケットは売り切れだけど、映像上映も無料でやってるしダメもとで出向いてみる。バス停をまんまと乗り過ごし軽く丘越えな夜道を凍てつくなか歩く。Dansehallerneはカールスバーグビール工場複合施設Visit Carlsberg一角にあった。ウェイティングリストに入れてもらい、若干ショボめなダンスアニメーションを眺め、お茶するうちに、チケットOK。
『Thaousand Threads Loom Two』@Dansehallerne。4作品立てなのだけど、結果的にはイマイチだったわん。それぞれに個性ある若手ソロ/デュオ、かつ振りをがっつり踊るじゃなく、パフォーマンス寄りなので、アタリの予感は初めはするけれど、そのいわば手の内がどんだなか視えちゃうと、例えばもうひとドンデン返しでもなければ、一芸だけでは見飽きるレベルに思えた。客席の平均年齢がご高齢なのも国情込みであれこれ考えてみたり。Alma SoderbergCosas』が手拍子・ボイス・歌などを繰り出すコミカルな身一つ芸で、芸達者感は最も高かったかな。
マクドのコーヒーを買って、ベッドでインターネット。