ますだいっこうのあと@ベルリン

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『メガロポリス』

ikkomasuda2010-04-30

フィンランド現代美術企画『Memory Traces』を、Finnland-Institutほか2ギャラリー巡る。陰翳とちょっと弾んだ明るさが同居するイメージ。どこかにクスッなツボありな静物画写真なSaara Ekstorom作品がお気に入り。Meyerbeer Coffeeでドイツ語テキスト。今日オープンの宮島達男展@Buchmann Galerieは作品が火山灰の影響で届かずで遅延。…ちなみにご本人のツイッターによると夜に着き急遽インスタレーションしたそうです。今日からのギャラリー・ウィークエンドの冊子を頼りに歩いてみる。Lindenstrasse 34/35のビルに何軒もギャラリーが入ってて下から上まで。鏡トリック汚れ廃機械実車にガスボンベ&炎色飴載せ画二段重ね構図強迫観念系テキスタイル&おぶじぇ…と現代美術地獄巡りw。満腹。スタバで小休止。劇場カフェでエビクリームソースのパスタ。リアルに満腹。
Constanza Macras / Dorky Park『Megalopolis』@シャウビューネ。最前列ど真ん中で至近距離。
出だし、ヘンさはそれなりに飛ばしていたものの、架空の大都市の点描が少々積み重なっていかない戸惑いを抱いたのは、正直なところ。それが黒人♂ダンサーRonniが競パン一丁で無意味にハッスルする←褒め言葉デス!メイシー・グレイの曲から、アハンこの脳溶け感コレよコレとキて、『ヘル・オン・アース』でも釘付けだったブレイクダンス大得意♂Denisの腹筋はじめ締まった上半身をかぶりつき観賞。さらに日本人♀ダンサーMikiさんの唐突な『津軽海峡冬景色』を耳にするに至っては脳内配線が切れました。しかも別の女性ダンサーが「津軽海峡」を「Tsugaru Come Home」と逆空耳する素敵なあんまりさ。さらにその歌声の途中、下半身裸の長めチンポぶらりんでサックスを吹く男性が現れると、ポリス制服で尋問的な振りをしてたRonniが腰をコネクリコネクリさせる、くだらなさ←褒め言葉デス! バンドの一人バイオリンを弾きテルミンも操る髪を高く盛った♀アーティストはすげーイカすし、Mikiさんも随所で個性爆裂してたし、ああもう書ききれないぃぃぃぃ。もちろん、そういった味付けのみならず、持ち上げ系コンタクト頻出の怪我にお気をつけくだされスピーディーな振りはいっちいちすごい。これまた頻出の台詞だってドイツ語以外英語日本語韓国語スペイン語などなどが渦巻く。さらにさらに終わり近くでは差別性・残酷性も暗示して毒も配合してあることも含め、ドーキー・パークに惚れた点、奥深い変態さ←褒め言葉デス!を2時間近く観られて、終始ニヤケ顔、体温上がりっはなしでありました。

↑舞台以外の映像は踊りと平行してスクリーンに投影されてました。日本のサラ金のネオンだとかポルノの画像なんかまでもね。
今夜も同じ回だった長谷川寧さんのお知り合い・Mikiさんとの話に便乗。ダンサーたちとも同じテーブルで踊り終わってもパワフルな彼ら彼女らを垣間見る。
WGに戻るとトビ&アニタ。二人はマウワーパークでの野外ダンスイベント帰り。4月30日ってTanzen Maiってそういう日なのよね。フィンランドアートは彼のお薦めだったのでそのことと、明日のMyFestで彼のバンドが演奏することなど話す。クロイツベルクの野外ステージへ見に行くつもり。