ますだいっこうのあと@ベルリン

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『解きほぐすとき』『川俣正「通路」』『流しの写真屋 渡辺克巳』『夜の教室』

3時起き。B誌原稿書き。想定外に手間取る。平原綾香坂本冬美での舞い拝見できず恐縮至極>春謡妙左様、妙左京様。

午後ハルくんと待ち合わせて、サタデエアアトデエト。

MOTアニュアル2008『解きほぐすとき』@清澄白河東京都現代美術館

以前のアニュアルよりそそられた作品が多かったのはタイトル通りのコンセプトで作家が選ばれていたからだろう。手作業、執念系が多くて軽く目眩がしたり脳の内側に痒みのする感覚がよい。オレンジでモノクロームでリアルとアンリアルの間(あわい)が描かれる彦坂敏昭が一番キたな。「風景写真の元絵画像→エフェクトで色を消し輪郭を断片化→シクルスクリーンで銅版に転写→腐食→印刷→下図として鉛筆、ペン、水彩でなぞる」。手塚愛子の織物バラシ系、立花文穂の紙&印刷フェチ系もぐっときた。

川俣正「通路」』@東京都現代美術館

美術館入口から展示室まで立ち並ぶベニヤ川俣パネルそのものが作品で、その合間にそれぞれのプロジェクトに関する資料・写真、石炭やホームレスなど関連プロジェクトのミーティングスペースが。僕的には劇場の舞台セット裏側、ないしは室内系有料ハッテン場の仮設基本構造(笑)だたわわん。

常設展は宮島達男作品のみご対面。焚火に当たる感覚。

『流しの写真屋 渡辺克巳 1965ー2005』@外苑前ワタリウム美術館

昭和煮詰めた白黒写真群によろめく。被写体人物と対峙・交流のうえ切り取られた一瞬一瞬がかっちょよかったり淫らだったり生々しかったり。あぶなげな目の男につい欲情するのはまさに昭和なオカマ。新宿の街の過去形をなぞる興味深さもあった。流山児さん演出、演劇団の先輩・南雲京子さん出演で観にいった『肉体の門'84』@新宿モダンアート舞台写真、たぶん、や、パンクロッカー背後の今はなき法政大学学生会館、内部のコンクリむき出し、黒汚れた壁・床、ポコ、暖房機、配管から推測、にはかぶりつき。

「粥麺酒茶」と看板出ていた喜々。腹くちて温まる鶏粥をソファ横並び店外車道眺める席にて。オン・サンデーズでフライターグRenegade実物早速触りまくり。

『バー夜の教室 女装詩のゆうべ』@外苑前オン・サンデーズ

始まるまで正々堂々と立ち読みしまくり。ベアリーヌ・ド・ピンク様のリーディング。何年ぶりかしら。相変わらず濃ゆくてたまらんわ。写真展関連企画で観た直後にタランと聴けたのもよかったかな。

原宿駅までタラタラ歩き山手線でハルくんとお別れ。過密スケジュールお疲れさん。なんやかんやで25.5時寝。