ますだいっこうのあと@ベルリン

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堀江進司+KIRA'S CABARET『清美は醜穢、醜穢は清美』

ikkomasuda2007-07-22


カルキ以外の成分も込みで湿った臭い付き競パンやら、皮膚の弾力と髪の毛の匂いつき背中やらが、明け方の夢に登場。まざまざとでヤになる。

D社ガイド本韓国校正。

客あしらい↓のスターバックス渋谷Qフロントへ。満席承知だったがイスひとつ確保できて幸運なり。その横のもう1っこあいたイスは、金魚柄アロハシャツ一重目、当然ガン見っしょ、男子が彼女待ち。その後も折りをみて、盗んで、視姦、あるいはスクランブル交差点の夏前人混みを焦点ボヤかして。iPod shuffle深々。逆隣、逆鱗ではない、の二十歳なるかならんか男子の左腕の皮膚肉感にも、カフェ淫、した。

堀江進司+KIRA'S CABARET『清美は醜穢、醜穢は清美 ―KIRA'S CABARET版「卒塔婆小町」―』@駒場アゴラ劇場を観る。黒沢美香&ダンサーズ「なんという寛容な肉」の1プログラム。松くんとご一緒。

正直に書けば想定以上にオーソドックへ着地していた印象。ってテキストそのものをちゃんと知らないクセになのだけどね。あるいは基本二人芝居の関係性が、ゴリゴリッとしていた印象も。物理的力学的に相互及ぼし合うことはあっても、例えば“混ぜるなキケン”みたいないわゆる化学反応は起こさない、ってところかな、よくもわるくも。ブラック&ホワイトの禁欲感、とか? 確信犯でもう一歩二歩かぶいてみてもいいじゃないかしら、とは黒沢ダンス文脈で勝手につくりあげていたイメージまみれな客の言いようだわね。

堀江さんの童貞感、まっすぐさ純真さ、ってあくまで舞台上でのね、はテイスト&キャラとして僕は全面評価だわ。真上からの照明で浮き出る頭蓋骨感も! しばらくは筆おろしせず舞台に勃ってて欲しい。青山さんはギッシと閉じ込めた存在感がさすがすぎる。