ますだいっこうのあと@ベルリン

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ベルリン旅行15日目

「オハヨゴザイマッス」 笑顔でちょっと誇らしげにパン屋カフェのオバちゃん。日本語ブーム?は続く。御客のオッサンからも「サッヨナラ」と言われたり。まあ物珍しいのもあるんだろう。

右は四角いのを切り分けるケーキ?系

近くのMauerparkで日曜に開かれてるフリーマーケットをのぞく。間延び感地元感たっぷりで雰囲気よい。社会見学だけのつもりが、印刷活字を見つけてしまい衝動買い。ウムラウト(‥)とか「ch」でセットになった、たぶんドイツ語で頻出するからあるんだろう、のとか。

『Garten der Lueste』@Radialsystem Vを観る。サシャ・ヴァルツ紹介ムービーの上映+ブランチ。「Dance on Screen」と題された企画のいちプログラム。ダンス新作『Medea』公開リハーサルは残念ながら数日後。って実は彼女の作品は日本でも未チェック。

映像は、インタビューや舞台クリップ、駆け出し時代の再現シーンなんかで構成され、彼女の魅力をうまくまとめていた印象。言葉わからないから内容まではねー。今月テレビで放映されるものだとか。やはり作品の抜粋には釘付けで、なかでもシャウビューネ劇場で上演された『Koerper(身体)』のシーンが見応えあって、想定以上に皮膚感キツくって改めてドキドキ。

終映後のブランチは上階のシュプレー川に臨むテラスにて。ビュッフェ形式で僕からしたらばどちらかといえば質素な献立。学食みたいな長テーブル&長イスの合間に入れてもらって食べた。敷物持参で早速ひなたぼっこ&ブランチなグループも。なんかねー、いいブランチだったなぁ。知らない人たちの間、しかも何しゃべってるかまるでわからんずポツネンとでも、同じダンス映像をみたあとでその興奮を共有しながらの食事だもんで、静かで満ち足りた時間だった。って旅行者の幻想&勘違い込みだろうけどネ。


料理もまだのんびり運ばれてくるし、川へ抜ける風のようにゆったりした空気にちょっと後ろ髪引かれつつ、テラスを出て地上階カフェのコーヒーを川沿いで飲む。白昼目撃>あいさつ以上の感情こみ上げ系キス男性同士。シュプレー川、ってもここいらは川幅大してなくて運河くらい、を観光船が暢気にいく。

最終日だからとアレコレ考えてしまうが“悪あがき”はよして素直に地元へ戻る。せめてアイスクリーム。宿向かいのカフェでぼんやり。名残惜しげに界隈散策。

“ママ”ちっくなカフェのアネゴ
最後の晩飯がコレっていうのも…

LIE - ein performativer Abend』@Ballhaus Ostを観る。3作品オムニバス企画。宿から最ご近所の劇場。たぶんもともとからの劇場ではないスペースで、中2階感覚なバーコーナーが板張りでしっとり素敵。

Peter Pleyer『baby birds for karen』はレクチャー・パフォーマンスとあったので対独語的覚悟を決めていたら、ランゲージセット英語。リーディングに本の紹介で彼的には“choreographing books”なのらしい。おまけになんとヴォナロヴィッチへのインタビューだか本を、数日前に知ったとかで取り上げていて、彼の死に言及する日記も読んだりで、想定外の遭遇に超ビックリ。

他の女性ソロダンス2本はまあねぇ。客半数を移動させて対面式にして踊った作品は、客席が明るいままだったから、ダンサーよりも向かいに座る観客ドイツ人の表情とか格好のほうが僕には作品に視えてしまったわー。

おかげさまで“6ヵ月め”をミネラルバッサーたちと…