ますだいっこうのあと@ベルリン

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翌日/ますだいっこうのアルコール依存症のこと。

昼前起きだして片付け系。日記。夕方ゆ〜ザ中井。こんな時間でも微妙な視姦対象が。湯船でもメガネな男子が意外とさりげなく筋(以下自粛)。

ハルくんと会う@月の雫。豆乳ドレッシング仕立ての特製サラダなどお手頃に豆腐尽くし。祝・永住定住許可ゲット! いつものようにどってことない話を暢気にする。

「ガラかめ」43巻セットたしか3000円は歯が抜けたようにそこだけすっぽ抜けて売れてた@ブックオフ東中野。残念。そのかわり「記者ハンドブック・新聞用字用語集」最新版が300円だったので即買い。


ますだいっこうのアルコール依存症のこと。

僕はアルコール依存症です。治療法はただひとつ今後いっさいアルコールを飲まないことです。

11月7日からビールはもとよりお酒を飲んでいません。断酒しています。

慈友クリニック高田馬場のアルコール外来にかかりアドバイスを受けています。芝居の稽古で忙しくなる前には、アルコホーリック・アノニマスいわゆるAAのミーティングや、クリニックのアルコールミーティングにも参加してみました。

以前より、廃人だのアルキーだのと称して朝からビールを飲むことはあったのですが、ここ最近それが頻繁となり、なおかつ数日続くこともたびたびとなりました。これは連続飲酒発作と呼ばれるものです。

朝起きて迎え酒でコンビニへビールを買い出しして飲みはじめ、足りなければ目の前の酒屋で補給、眠くなれば敷きっぱなしの布団へ倒れ込み、夕方か夜に目が覚めたらまたビールを買いにいく。その連続でした。

自宅でする校正仕事はこうして先送りされ、出張校正のある日は明け方まで飲んで数時間寝て、酒のにおいがしないか気にしながら出勤し、舞台を観にいったり芝居の稽古など夜に予定があるときは、銭湯へ飛び込んでかろうじてアルコールを抜いた気になって出かけていました。

しかし、そんな状態もじょじょにひどくなっていきました。

10月末から11月頭にかけて、校正が本数的にバッティングしたこと、さらには芝居の稽古を一度ならずとも二度も酒で当日ドタキャンしたことで、もうこれ以上に悪化するのはイヤだと、断酒を決意した次第です。

かりに校正の仕事を失うのはまだしも、酒のために芝居ができなくなることだけは耐えられないと考えました。

アルコール依存症であるという事実は、6月落合保健センター個別相談を受けた際すでに「明らかに」と言われていました。それとどう向き合うかは、あとは本人の決意次第である、とも。僕はそれに対する結論を先延ばしにしたままでいたのです。

2005年1月、飲酒のブラックアウト最中に、転倒事故を起こし僕は左目を失明しています。

この件だけでもアルコール依存症であるとの診断は充分でき、その時にアルコールとの付き合いをもっとシビアに考える必要があったと、クリニックではいわれました。実際自分でもその通りだったと思います。それ以外にも酒にまつわる失敗・損失は枚挙にいとまがありませんし。

そんなわけで、例えれば、積年の腐れ縁だった男と別れたようなかっこうとなりました。そんな体験は実際にはありませんが。

もちろんアルコール依存症に対してはさまざまな見方があるでしょう。それに伴って僕との関係が変わってくるケースもあるでしょう。それも了解済みであります。

それでも僕はこう思っています。《一緒に酒を呑むことはできなくなりましたが、酒を呑む席で一緒になることはできます》と。

ちなみにおかげさまで、アルコールに関連して肝臓といった内臓などの不具合は、幸いなことに今のところありません。