ますだいっこうのあと@ベルリン

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『西瓜』

ikkomasuda2006-10-02


仕事なし。

神楽坂以外でどこに住んでみたいかと考えれば、都心の谷根千をのぞけば、まずは西荻窪だ。改めて検索してみると、5万円以下風呂なし1K物件もなくはない。銭湯だってとりあえずあるし。電車に乗る時間が伸びることに耐えられるかがポイントだけど、現実的な選択肢としてはありかもと考えだす。

ツァイ・ミンリャン監督『西瓜』@渋谷イメージフォーラムを観る。ハルくんのレコメンドの台湾ムービー。

エロかったね。まるで『2001年宇宙の旅』ラストシーンでセックスしてるみたいな。ってどんなや? 台詞極少・感情表現&説明最小限で描かれる、飢(かつ)えた男女の点描、そんな。ペットボトルのカパカパいう音、レジ袋のシャラシャラする音、サンダルのカツカツカツカツ勘に触る音、交わる肉体が立てるパンパンパンパングチョグチョ音、それが耳のみならず皮膚にこびりつく、そんな映画。それが長回し。深夜映画をたまたま観ちゃった感も好み。ノンケものでもすんごく僕にはいやらしく生々しく感じられて。真っ赤なスイカプレイもひゃーだったわん。

主役のAV男優男子が、野生系なのは別に趣味じゃないが、それでも体締まっててイケたのもあるけれどね、それ以上に、ドライな“視点”とエロの向こうへ1周回って改めて描かれた“関係”が僕は好き。

かと思えば、シーンによっては“アンタ100円ショップで買い集めたでしょ”ノリもありな、ミュージカルシーンが、まさに挿入!される。もうほんま人工着色っぽい、アジアのサッカリン(意味不明)。

ラストシーンのゴックンゴックン!に至ってはもう絶句。でもすべての結末としてありだよね、と納得。にしてもすげえ絵なんだけどさ。

台湾特集デエトその2は、台湾屋台ハル。ハルくんとねー(笑)。まず空芯菜炒めがうまくって、来週からの台湾旅行の予習気分。あと、台湾もんじゃ、ってネーミングもどうかと思う、牡蠣モヤシのオムレツ風、イカの葱炒めを賞味。よそさまの前に並ぶ料理がいちいちおいしそうでしょうがない。映画の感想から仕事のことハルくんのラブストーリーまで“ご歓談”。しっかりハグ@渋谷駅してお別れ。

タックスノットへ単身顔出し。美人ママ・青山さんの月曜日はしばらくぶりなり。よくわかってなかったけど今はカメラマンな桜田宗久さんがお見え。あとは常駐ぱちぱち様。

夏前の通販バーゲンで買った、アディダスのブルーのトラックジャケット、ちょっと大きくてどういうかまだゴワゴワしている、それをぎゅってジッパーを上げて、着てるだけだけどどこか服に守られてる気分で、小雨のなか、新宿駅へ向かう。

某所で知ってこんな映像を観ました。逢うときあるいは別れ際、ときどきも含むでハグしてさせてくれる人、挙げたらけっこういるわ、わわわ。中間報告的、ってニュアンス届け! に感謝。