ますだいっこうのあと@ベルリン

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Jant-Bi『FAGAALA』

ikkomasuda2006-03-20


M社季刊誌イギリス校正。晴天の午後コインランドリー。ティップネス中野。九段下の編プロピックアップ。

Jant-Bi『FAGAALA』@新宿パークタワーホールを観る。山崎広太とジャンメイ・アコギーが共同振付した、セネガル拠点のカンパニーによるダンス。

開演前に当日パンフをざらっと読んだらば「ルワンダ大虐殺」がテーマとある。それで最初はどこか身構えて観始めたものの、出演者はみな男性だったりしたので、したのでしたので、ジェノサイトとはまた別の誤読イメージ&邪視線で、勝手に刺激的な90分だった。褐色漆黒の肌&スジ筋ボディが、僕の目には“異なる身体感”に映る動きで、ときには暴れるように踊る。いやほんと『RIZE』の興奮と近いものがあったなー。後半、上半身裸のエスニック調衣装だからなおさらで。その衣装の赤と白、色違いの二人が、一枚の布に並んで頭からぐるぐる巻きされちゃう景が、ぐっときた。

ああ、それは舞踏を取り入れてるのね、な動きは、いい意味で“なんか違うけど素敵”になっていたり、それを全身白塗りつうか白粉ハタハタで、しまいにゃ粉をまき散らして踊られちゃうと、いろんなイメージが渦巻いたわ。山崎っぽい曲ガンガン同時多発系なシーンも懐かし含有でおもしろかった。

ただ、作品全体としては、どこか“埋まってない”気がときにしてしまって、それは空間構成のモンダイなのかな、と。あと、あくまで“コンテンポラリーダンス”な視線で創られてるわけだけど、わりと“アフリカンダンス”に視える時間もあったりした。ただこれは僕が世界を、と言った場合欧米やアジアだけじゃないってのは先日インタビュー同席した某学者の言葉だけど、知らないってことかね、なんて考えたりもした(やや論旨不明ね)。

カーテンコールでね、僕が一番オキニだった一番動ける細スジくんが感極まって涙しちゃったのにウルウルしましたー。

松くんと待ち合わせ。祝前日盛況なさくら水産へ。デベソカウンターの向かいは、年の差ゲイ二人連れ若いほうウリ専くん?、で微妙にガンつけられた気も。んで主目的、青山吉良さんママのタックスノットへ。月曜は今年お初な不義理かげん。こちらも賑わってて、カワくんともわお!バッタリ!な、も・の・の。例によってスリープモード。気付くと終電後で、一人徒歩帰宅なり。