ますだいっこうのあと@ベルリン

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地下鉄からの熱に誘き寄せられて?

ikkomasuda2005-01-27

朝晩、Dr.細田による診察がある。要は左目の反応が少しでも戻ってないかをチェックするのだが、残念ながら…。
9時過ぎ大江戸線東中野駅から電話。当日の状況を教えてほしいとこちらからお願いしていたのだ。まさに事故当夜の駅員から話を聞いた。丁寧な対応で内心泣ける。「今はおケガを治すことに専念なさってください」とも。
彼から聞いた事の次第。ってほどの複雑じゃまったくないのだけど。事故発生は0時40分。25段ある階段の中ほどで転倒。通りがかった女性が駅員に通報。中野署の警察官立ち会いで単なる事故との処理。救急車が来てから受け入れ先が決るまで小1時間かかったそうな。
それにしても何でまあ、用のない階段に足を踏み入れたのだろう?
それでもハッキリと覚えている。新年会の行きがけ地下鉄入口を通りがかったときのことは。ソフトにモッズな格好をした黒い楽器ケースを持った男子が立っていた。待ち合わせのように所在なげに。地下からの暖気は目で視えそうなくらいの暖かさで噴き上がっていた。その、熱を通りかかった一瞬を、立ってた男子を込み込みでシーンとして記憶に残っている。
まさか、それに誘き寄せられて…なんて、酔っ払いによる甘ったるい合理化妄想にすぎないよね。
時間ツブシにこれ幸いとばかりに校正事務所から送ってもらった、校正通信講座テキストを読み始める。
今日で点滴はいったん終了。ステロイド・パルスは間をあけて、週明け再開しましょう、とDr.細田。週末の外泊もほぼ確定。
談話室のゴミ箱で新聞ゲット。以後、ゴミ箱漁り巡回は定例化。そっかー、戸田はヴェルディに行ったのね。にしてもただ自販機が並ぶこのスペース。マンウォッチングにはうってつけ。映画『ハッシュ!』の物語を病院シーンだけでうまーく描いた、グリングの『3/3 サンブンノサン』を思い出す。
夕方、いきなりDr.脳外科が登場して、鼻水とかが垂れてこなければ、つまり脳の水が漏れてなければ、退院OKとのこと。はあ、さよでっか。でも眼科がまだだもんでねぇ。とおっても科ごとにタテ割りな印象。
病室すぐの長椅子が置いてあるスぺースに雑誌が。「クウネル」に末續表紙の「ターザン」。速攻飛びついて遅くまで熟読。ひととき幸福度アップ。