ますだいっこうのあと@ベルリン

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「ネクスト・ネクスト」/ロイヤルブルー『片翼飛行』

D社ガイド本モンゴル着手。校正が途切れないのはややイヤげ。おまけに今回のはアカ字入りまくり、トレペで変更レイアウト指示しまくりのグジュグジュ。見落とせ〜といわんばかりの原稿状態。石橋叩いて渡る。

ネクスト・ネクスト5」@森下スタジオを観る。

道中の九段下駅でセッションハウスの伊藤直子さん、時さんとご一緒に。ダンス世間話をしながら会場までご一緒する。伊藤さんのオープンハートなダンスへの愛は、いつも素敵に思う。席ゲット後、狭いロビーソファで当日券待ちなチャタくんと近況トーク。APEの松本武士クンにも遭遇。気が付いたら後ろの客席だった。ふふ、メガネ姿もセクシィやわ(懲りねぇ)。

えーっと、このプログラム、意義位置づけその他は省略で、とにかく1000円でまとめて観られるおトクな企画ってことで。けど今回でファイナル〜。

康本雅子『メクランラク』。これパンフには字の下にループで読むように指示がついてる。MC女性も息が続く限りリピートしてましたー。

康本嬢、とにかく回ってましたな。こういうの弱い、あ、三半規管的にね、観てるだけでもクラクラしてくる。エクスタシー系へもっていきがちな回転モノなれど、そこは彼女のこと、しっかり逸脱系つうか、おちょくり系な展開に。結局マイク持って唄っちゃたりしてるしさ。好きよん。

北村成美『不完全スパイラる』。「なにわのしげやん」初見。大胆な踊りっぷりが胸すく気分。腰を外らせて弓なりで一瞬キープしたかと思いきや、恥骨のあたりで紐を結ぶみたいな動作をして下がっていった瞬間芸が、ウケたわ。シナトラいっぱい流れてそれも快感でした。

鈴木ユキオ[金魚×10]『幸福の森の掟』。例によって散在するダンス。発泡スチロールを積み上げたオブジェの前や上に、総勢13人が登場する、やや青春フレーバーな作品。ユキオ氏自ら、無対象演技&とってもイマドキな男口調で一人台詞しゃべっちゃったりする。後ろ向き全裸もありましたが、わりと、で、それで?なシーン。セッションハウスで視えた“まとまらなさ”ゆえのむずがゆいおもしろさは、より空間の広い森下スタジオでは、僕にはほぼ感じられず。

いそいそと退場。清澄白河→渋谷→学芸大学へと移動。

ロイヤルブルー『片翼飛行』@学芸大学・千本桜ホールを観る。フライングステージの舞台監督としてとっても×2お世話になっている、サッコさんこと、笹原千寿さんが出演している。

近未来SFを、ゴシックに「黒いタカラヅカ」に、って感触のお芝居。あ、歌いませんよ、踊りもエミネムで冒頭1ナンバーだけなんだけど、男装役のムードとかが僕にはタカラヅカ感。アンドロイド役のサッコさんがね、1シーンをのぞいて、ひたすら「人形振り」なのさ。その動きの集中ってば、すごかったなー。それも出番めちゃめちゃ多いんだよ。びっくり。アンドロイド同士が、予期せぬ恋愛に走っちゃう、微妙なエロスもある意味見事でした。スモークたきまくりの2時間20分、ときに睡魔さんがやってきましたが、なんだろうね、作・演出の「こういうのがやりたいの」というのこだわりは明確にわかって、その意味ではすがすがしかったです。

サッコさんにご挨拶しておいとま。ホールのすぐ近くにあるBEATNIKって店がまだ健在でちとうれしかった。僕の学生時代からあるの。ちょっとおしゃれな、セレクトショップってほど構えてない、地元の服屋さん。古着屋だったかな? そういや千本桜ホール自体も10年弱ぶりじゃなかろうか。

まっすぐ帰って、テケトーレシピ酢がきで一杯やって、銭湯、ほんでもってまた…。