ますだいっこうのあと@ベルリン

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ペテカン『やわらかな君の髪をなでる』

D社ガイド本中央アジア校正、午前中に編プロへお届け。残りはファクス校正となりほぼ終焉。ふぅ。でも次のD社ガイド本モンゴルがもう届いてるんだよなー。あー。午後ティップネス中野。

下北沢へ。小田急ってば複々線化工事がひと段落してダイヤ改正してた。あの東北沢での凌辱的追い抜きもなくなったらしい。ってことは下北へはとにかく最初に出発する電車に乗ればいいのね、スッキリ。

ペテカン『やわらかな君の髪をなでる』(男性バージョン)@下北沢・駅前劇場を観る。

その駅前劇場が入ってるビルも大改装ですっかり雰囲気が変わっていた。もうペルモビルじゃないわけね。テナントが入ったらどんな感じになるのだろう。

以前フライングブックスのパーティでメンバーとご挨拶したことあって、てかイケメン(観終わって判明、斎田吾朗さん)がいるので寄ってって紹介してもらったんだわー。で、一度どんなか拝見したいとずっと思ってたところへ、にしやん、まみぃ経由で今回は「ゲイもの」らしいと聞いて、のこのこ出かけた次第。

男性向けに男性が出張するヘルスクラブを舞台にしたイロイロ。いちおうゲイの三角関係が主軸なのかなー。微妙にセクシャリティ曖昧な登場人物たちの、キャラたちまくりな演技はそれはぞれでそこそこおもろい。だけど、なんていうか、ただ並列つなぎに視えちゃって。物語上必要最低限な関係は提示されていても、絡み合って舞台上で立ち上がって、そして転がり始める《関係》ってのが、どうも薄味だったなー。

その、結局は元のサヤに収まってチャンチャン♪な三角関係話も、「せつなさ」みたいな絵が視えるだけで、中身がイマイチ伴わないというか。そんな気がしました。って、これは台本のせいだろうな。敢えての描き方だったのかも。

なーんて口悪く書いても、かなり娯楽させていただいたのは事実デス。三角関係の一端役な石曽根有也クン(らくだ工務店からの客演)が、役どころのせいもあるだろうけど、うーん、かわゆくてねー。グフグフ。斎田吾朗クンと不倫っぽく、は大げさか、踊るシーンが素敵だった。一瞬『ブエノスアイレス』を思い出したのはタンゴ調だったせいかしら。

あとー、ヘルスクラブのチーフ役・福山俊郎(劇団そとばこまちからの客演)もスレンダー&関西系でまあ好き。パーティシーンの廉い女装は、ゲイ役って設定なら、もうちとどうにかならんか、だったけどさ。

思いつきでタワーレコード新宿に寄るも、心の焦点が合わず程なく退散。新宿駅南口コンコースで立ち呑み2本。