ますだいっこうのあと@ベルリン

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チェルフィッチュ『部屋に流れる時間の旅』

じくじくかけ損なってた電話があっさりだった件、じくじく先延ばししてた独語英語短テキストようやく送った件、10月撮影したCMが公開になってた件、など散発的に。夕方ゼバスティアンと日本語タンデム@ベルリン自由大学内研究室、彼の立て続いた旅先バルセロナ・ガーナに関して等。chelfitsch チェルフィッチュ『Time's Journey Through a Room 部屋に流れる時間の旅』@HAU3、日本人知人と再会で冬子さんと並んで拝見。3.11後の「これを機にむしろ日本はよくなるんじゃないか」という今思えばなんともないわば希望、それは僕自身も多少は抱いたことは否定できない、を軸に、家具・室内装飾類や明滅する電球や水の流れるオブジェや小岩を載せて回るレコードプレーヤーや忍び寄る生活音や機械音に加え、俳優3人の立ち居振る舞い←このあたりのいわばコレオグラフィーはチェルフィッチュならではよね?に物言いまで含めた舞台空間全体が、インスタレーションのようにも視える、しかもむしろ「流れない時間」に宙吊りにされたような、能の引き伸ばされた時空の一種トランスモードのような、しかしかなり胸痛む、そんな体感。率直にいえば力が吸い取られる系、という意味合いで素晴らしい作品だったと思う。それを観ていて日本から離れてココにいることまで誤読的に含め、例えばそうね忘却とか執着とかって言葉でも表されることとかなんかにも、じくじくキた。たっぷり時間かけての日独語アフタートークも。音響スタッフ高塩さんにご挨拶。U1でweristjackグースにバッタリ、乗換駅まで近況報告し合う。