ますだいっこうのあと@ベルリン

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『In the Heart of the Country』/『Common Ground』

炎天下中央図書館まで原稿集中のため出向くも肝心のプリントアウトを忘れる失態で取り組んでみるもまるで捗らずでまたしても放棄ちょうどあったLGBT無料誌読み他誌もピックアップとノレンドルフプラッツの店まで出向くも一番期待の某B誌は未着。
開演10分前到着んが客閑散コンスタンツァが場末居酒屋の女将よろしく社交するわ飲み物売るわ、流れで僕の名前を覚えてくれてて&ハグなど、するうち美紀さん他日本人sも登場で談笑するうちわらわら観客集まりスタート。『In the Heart of the Country』@Studio 44。南アフリカとの交換プログラムでのクエイションのショーイング。みしっとした体躯の黒人ダンサー Fana Tshabalalaと、ドーキーパークから高貴なアナと、ヒップホップなエミルとでいわば三者三様だったり一対二だったり三つ巴だったり、音楽も池田亮二を連想した集中度反復度高め電子系で、コンスタンツァのクレイジー世界とはかなり別味の凝縮された時間。その南ア男性の分厚い筋肉の腰まわりからの振動はどこか質的に独特だった、とか、見知った踊り手たちのニュアンス違い、とか、引き込まれて観た。朗らか超絶イケメン本日は白タンクトップだったルディーで左で隣席へも時めきながらーーーw。短くわちゃわちゃしアレックス駅焼きそば観光客わんさか地区抜け劇場へ。
『コモン・グラウンド Common Ground』@マキシム・ゴーリキー・テアター。ヤエル・ロネン演出作の2014年テアタートレッフェン/ベルリン演劇祭招待作品、映像では観ていたがライブはやっとこさ。1990年代のユーゴスラビア紛争がテーマ。冒頭数十分の、紛争関連のみならず同時代の出来事をクロニクル的に細切れクリップ的に次々見せるシーンはやっぱり面白かった。その先にたどり着く重めの個人的体験語りや虐殺のあった現地訪問な景とかは、心情的にはウンウン頷けるけど聴解力試される系。以後再び例えばユーゴスラビアの複雑さなど少々揶揄ったりなシーンっていう構成の軽重リズムは、まあありがちながらそうだよねと納得しながら、なんとなくなロードムービーちっくな展開に同伴する気分、かな?当劇場一お気に入りアレックスの、出身地セルビア空爆される最中に自分はドイツ等にいる云々の懊悩&もがきなモノローグにはやっぱり惚れた。今夜は2016/2017劇場シーズン開幕で、カーテンコールには芸術監督も登場、「この暑さの中わざわざ劇場に足を運んでくれたみなさまに年間観客賞を送りたいです(この劇場は2015年だかに年間劇場賞を受賞してる)」などと、ロビーには無料のドリンクも。
ミュージアムの長い夜Lange Nacht der Museenで超わちゃわちゃな博物館島を抜け、わちゃわちゃ気味なSバーンに耐え、音楽鳴らして我が物顔ドイツ人若者から距離を取って、帰宅。