ますだいっこうのあと@ベルリン

在ベルリン/俳優・ゲイ/演劇コーヒー映画アート読書都市旅ドイツ語/ikko119[あっとまーく]gmail.com

『フクシマ・モナムール』/ポリレアリステン

Gruesse aus Fukushima(フクシマ・モナムール)』@ハッケシェ・ヘーフェ・キノ、ユカさんはじめ夜に自由大で開催の日本演劇ビデオ上映会絡みな方々と偶然同回。大震災被災地を舞台にそれぞれに心の痛みを抱えた独日女性がひと時をともにするお話。ドキュメンタリーな要素はありつつも前向きな意味であくまで劇映画として十二分に堪能。大ファンな監督ドリス・デリエらしい、もしくは日本愛そなえる彼女ならではに組み上げられた物語は、他作よりは喜劇的要素は控えめながらも、やっぱり例によっての少々不条理?得も言われぬ?少々度を超してる?な展開があって泣き笑い。ゲイシャというもはや使い古された定番をも別な文脈で取り上げる手つき、小津はじめの日本映画へのリスペクト、ときどき僕の目には着色写真っぽい淡さで上のほうが桃色にも映る白黒映像、東西・世代の差異の一方での女性同士という共通点、いしいひさいち漫画もかくやな絶妙な背景映し込みやら接写やらぬいぐるみやらエピソードやらでさまざまに登場する生き物たち、エトセトラエトラセラと想い巡らすポイント多々。桃井かおりはまぶっちゃけ相変わらず桃井かおりでしたけどね良くも悪くもw。(16. 03. 2016現在:予告編+部分部分も視られるサイト
ポリレアリステン Die Polyrealisten – offen für alle Altersgruppen リハ@シャウビューネ・PB3。欠席早退不調などで小さめな輪、舞台美術プラン説明、結講かっちょええ&移動式なのでその段取りがこりゃひと苦労かもな、と。揃ってのワークは円/直線動き←ちょっと頑張り過ぎて直後やや気分悪くなっちゃった。その後衣装合わせ平行で各自の役への課題を考える時間に。僕は、アルコール依存症役を演じるシャンタールに、素材としての僕が書いたアルキー・テキストについて話して、るうちにプレゼンタイムになり、瞬間的にメモったフレーズ系台詞で、これも差別あれも差別差別差別と捲し立てるシーンをなんとか、台詞は継続で自己開発に。他シーンもワークインプログレスで発表、一人子育て母親がクチパクする『サバイバー』のバックダンサーになってみたり。
帰路Sバーン途中区間が工事で面倒なことになっていたので、中距離列車でアレックまで行きUバーン、知人の知人で挨拶した日本人女性調理師さんとバッタリで車中雑談。