ますだいっこうのあと@ベルリン

在ベルリン/俳優・ゲイ/演劇コーヒー映画アート読書都市旅ドイツ語/ikko119[あっとまーく]gmail.com

Birgit Auf der Lauer & Caspar Pauli『Grenzfaehservice 3』/『DAS GROSSE HALBE』リハ[ベルリン2015]

Birgit Auf der Lauer & Caspar Pauli『Grenzfaehservice 3』、マキシム・ゴーリキー・テアター「2. Berliner Herbstsalon」企画一環の劇場から出発するツアー・パフォーマンス。テーマは密航。ベルリンの壁がらみを過去に、EUギリシャとトルコの国境を現在に据え、ベルリン中心部のさまざまな場所へ、途中地下鉄移動も、巡り、場所場所に立ち、現地取材に基づいたテキストの読み上げを聞き、建物や景色をときには双眼鏡で覗く、見立ても含め、そんな2時間。直接的にパフォーマンスといえる要素は、トルコの歌がレコーダーから再生されたのと、幾重にも垣根やらなんやらのラインが重ねられた川を挟んだ国境の説明にチョークで舗道上に線をひいたのくらい。体裁自体はある意味そっけないと形容していいものだけれども、例えばベルリンの壁跡沿いの運河べりに立ち対岸を眺め、ベルリンの過去のみならず、ギリシャとトルコの境に現在形へ想い馳せる想像力で身近な、とはいえ普段ふらりととは歩かないような場所、都市を眺め直す時間は、小雪混じりの温度&空気などの体感込みでステキだった。にしても中央駅北側・ハンブルガー・バーンホフ美術館の裏手あたり、以前は流通系施設があってギャラリーなんかになってた界隈が再開発中の広大な工事現場に化していたのは何ともいえない気分だった。いったん帰宅。
wer ist jack『DAS GROSSE HALBE』リハ@テアターハウス・ミッテ。受付界隈で演出クリスティアンをつかまえ再会ハグ。12月のいわば本公演に向けてのリハーサル再開、とはいえクリスティアン本人も最近やっと記録ビデオを見直したところで台本のメモを読んでも意味不明とか言ってるノリ。秋から大学へ行き始めた彼のと僕のと近況雑談などするうち、ティナ登場またひとしきりお喋り、んで彼女がえーっとと台詞思い出しするのを僕が素で横槍いれてる流れからシーン稽古、というか以前言ってたような秋にひとまず結論をみたバージョンの再現リハではないのね、と面白がり半分いつもの戸惑い半分。ティナ撤収後、僕はいわば名言集バトルシーンの台詞をあたる。これも秋同様ではOKならず、かつ発音講座にも突入しおぅおぅおぅ。