ますだいっこうのあと@ベルリン

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LGBT人権デモ/『Ipsagon』[ベルリン2015]

ひとまず茄子カルトwな雨降りは切り抜けたようで小さくひと息の土曜日。10時開店早々狙ってH&Mでジャージ買う、今時な足元がスキニーなタイプ試着したら想定以上にぴっちりでババアが穿くと股引だけどエエイと。午後厚着しノレンドルフプラッツからのデモに参加。昨年に続いてノイケルンの中東系ティーン・ナセルくんが主宰する、同性婚の完全平等化「Ehe fuer Alle」やホモフォビア・トランスフォビア根絶を訴えるいわゆるLGBT人権デモ。僕の想定よりはこぢんまり、100〜200人程度?、ではあったものの、マイクを通してプラカードを通してその他もろもろを通して訴えられた言葉の数々にはいちいち共感で、特に前半寒かったものの紛れ込めてよかった。デモコース前後はもちろん警察が封鎖して路線バスさえ一時ストップなのだけど、そんな状態で保守系与党CDU本部前ではしばし停まってメルケル首相名指しで訴えかける集会もあった。サウンドカーに乗り適宜盛り上げるドラァグクイーンGloria Viagraも沿道箇所箇所に適したメッセージを、例えばトルコ大使館近くでは最近思ったアンカラでもデモへのテロについて、ホロコースト記念碑沿道では旅行者に向け「道の反対にはナチスに迫害された同性愛者の碑もあるから!」など、喋ってたのも印象的。ポツダム広場から終点ブランデンブルク門西側までの最終区間は通行人も多くて盛り上がった。画像集
モーレンシュトラセ駅からU2ゼネフェルダープラッツ駅でLPGパンもうひと駅乗り劇場へ薄暗く低めの声音が重なる中2階バーで小休止。
No Fourth Wall『Ipsagon』@バウハウス・オスト。イプセン作品から希釈解釈されたシーンが、極個人的に名づけたお化け屋“式”、ないしは有料ハッテン場式w、に複数同時反復上演されるのを観客が歩き回って鑑賞し所により直接干渉もされる、というショー。しんどかろうこと承知で外から覗くコースではなく値段の高い内部へ入り込むコースを選ぶ。題名で作家の名と造語されている通りに六角形な俯瞰すれば蜂の巣的なブースが組み合わされていて、建て付けが見事に悪い回転扉を押して先へ先へと進むのがルール。以下羅列に。第1室:天井の映像を寝転がって観る、白衣だかの二人が囲むテーブルを下から透視するかのような視点。第2室:いきなりおそらくは韓国語で話しかけてくる女性、その後英語にスイッチ、立っての低く小さなシーソー上で重心移動。第3室:春巻きの皮を全裸全身に張り付けた女性と親密な“ディナー”、皮を温水で戻し僕の腕に張りありとあらゆる調味料トッピングをデタラメに施し食べる食べ合う、さらには彼女の腹に張ったのを、僕のTシャツを捲った胸で調味したのを。第4室:奇妙な身動きで会話するセーターの男性2人、裸電球がいくつかぶら下がる、おそらくはペールギュントの父息子ネタからの台詞、と合間合間僕への質問、ってあたりでもう言葉出ず、分からない知らない覚えてない、と答えるばかり。第5室:剥き出しの小スピーカーが多数ぶら下がる呟きの部屋。第6室:簡易な机・いすに座る男性と夫婦関係とかその社会の位置づけ云々みたいな軽い討論コーナー、らしく、これは『国民の敵』絡み?これも答えに窮するうち次の人が入ってきて尻切れ式・押し出し式に。第7室:穴のあいた箱から身を出した女性が、家型の積み木をうだうだし、穴に落とすと、もう1人が上へ戻す、的なエンドレス無言パフォーマンス。第8室:ラテンな女性が客お構いなしでやや情熱的に英語で喋り、歌い、コード長めな電球を、時に僕スレスレに大きくも、揺らす。ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ。
musik heute
Tonbandgerät - Ich komm jetzt heim