ますだいっこうのあと@ベルリン

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ダニエル・コック『PIIGS』[ベルリン2015]

ロドリゴ・ガルシア『Soll mir lieber Goya den Schlaf rauben als irgendein Arschloch』プログラム掲載の台詞テキスト辞書を引き引き読み切る。Dussmannで立ち読み独語読み欲少々上昇。
ダニエル・コックDaniel KokPIIGS [A European Cheerleading Team]』@マキシム・ゴーリキ・テアター スタジオ。段差桟敷席すぐ前に座ったどこか見覚えある男子2名がする日本語の世間話エロ配合を聞くうち、満面笑顔パフォーマーが登場するなり1名が「わっ出た!」と口走ったのがプチヒット。題名はヨーロ圏で経済的に難あり(あった?)国の頭文字をつなげた用語で、アイルランドポルトガル・イタリア・ギリシャ・スペイン出身欧男女5人の“チアチーム”wによるパフォーマンス。各自の持ち芸披露合戦と、組み体操や「Eye of the Tiger」の廉っすいリミックスで踊るシーンなどで構成。コンピュータゲーム風な映像&ダニエルの喋りによる各国経済の紹介も付く各自シーンは、なんつうか計算ずくのお尻のむずがゆさで、まあそれは楽しめたけどね。間の持たなさ、人前で何かする感ほぼゼロな天然っぽさ、盛り上げ盛り上げのすきま風具合、台詞+振りが吐息まじり腰振りの「ポルトギュー」連呼にオチたというかオチなのか?的な生温さ、ただただマルチプルする映像の底なしさ、母国語をおうむ返しさせたりの客いじり多めな熱っぽさ、などなど。まあ、視姦ババア的には、今回は出演してなかったダニエル・コック本人にむちっり踊って欲しくもあったけど。単身ヨーロッパをチアした作品のハッテン系wでもあるんだろうな。