ますだいっこうのあと@ベルリン

在ベルリン/俳優・ゲイ/演劇コーヒー映画アート読書都市旅ドイツ語/ikko119[あっとまーく]gmail.com

モリエール『タルチュフ 』[ベルリン2014]

見事に夜更しの翌日で心身有耶無耶化2カ所配券M29バス2階席台詞暗記40セントバン。
モリエール『タルチュフ Tartuffe』@シャウビューネ。舞台前面はパネル壁になっていて中央に四角く抉られた空間がある。奥行きは浅く内部はパッと見の金箔張りで勝手に日本美術連想、椅子一脚。この四角がですね、要は劇中ゆっくり回転するんですわ、回り舞台が垂直軸に回るのに対して、水平軸で、何というか滑り台の勾配がきつくなっていくクイズ番組的な状態、床に固定されてる椅子は途中壁にかっついたままだったりする。偽善者ながら信用をかちえている人物タルチュフを巡るお話で、主役は文字刺青だらけの上裸パンク風味で、他の人物たちも演技身体がすんごくアングラ、絶叫痙攣反復没感情痴呆強迫ちっく、そのあたりで充分堪能満喫。ただ台詞自体は長々宣う風だもんで予習した粗筋を追っかけるのが精一杯、何となく単語が韻を踏んでるね、ということは鼓膜反応で、淫でいえばタイトルロール演じるLars Eidingerの指先が『悪魔たち』に続いて妙に生々しくw。
予告動画
↓「ポリレアリステン Polyrealisten」プロジェクト演出チームも登場