ますだいっこうのあと@ベルリン

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『ファレン』[ベルリン2014]

W社世界情勢本校2度め読み。国際発送に対応してる手作り系味噌をエイ!と通販したのが無事到着。〈上階の屋根裏部屋を見せてもらってきた。南の中庭側に小さめながら窓がある日本でいうところのワンルーム。決めた。契約と、冷蔵庫・洗濯機・ネット環境がないことをどないかすればどないかなるはず。はぁやーれやれ〉1ヵ月間の住人クリスティーナが親切に対応してくれた、自室に戻って、天井の高さ違いと床がパンチカーペットなことに改めてウジウジしたのは事実。広さ的には新宿区四畳半再びで〈リヒテンベルク区屋根裏部屋、ってあかん語呂悪し…〉w。気がかりだった校正のスキャニングを1章だけやってさほど問題ないことを確認。フォルサム・ヨーロッパ・ストリートフェア@Welser- and Fuggerstrasse付近、〈社会見学状態でw約30分。黒革テンコ盛り高ホモ純度ギッシリで、ゲイパレード等とは比べ物にならん男色図絵w。路上フェスで“外に出る”意義はしかと理解〉、ニチョデビュー時代の黒革記憶欲望とともにちらと渦巻く。
ファレン』@マキシム・ゴーリキ・テアーター〈屋外特設大砂場で男十人マジ激突のタンツテアター。四方囲み客席は正に砂被りで床夜空揺らす重低音音響もヒリリ度上げ。上裸パン一股間下ネタ等視姦オカズ大盛りな反面オトコ性/制の身体暴力孤独が醒めた砂粒の如く浸入。一同暫し横たわる景で黄味帯びた砂が糠床に視え苦笑w〉。当日パンフにもあるベルリンでのレイシズム的な暴力事件を暗示するのは、客入れから地続きな冒頭シーンの一瞬。砂上集団ランニング淡々長々単調シーンに、近くを走るトラムの音上空を飛ぶ飛行機の音もちろん音響効果の音にくわえ夜の空気を嗅ぐ。その後展開される正面衝突背後襲撃にはcontact Gonzoをちと浮かべ、けどもっと生生しく見せようと意図してる点は大きな違い。砂上でのフロアユニゾン、腕捻った反動で一瞬うつぶせ状態で空中にジャンプ着地して一振り二振り、さらに砂つかんで塩振るごとくな砂噴き。静止うつ伏せで呼吸する背中下方から臀部にかけての上下運動が極小ゆえの淫らさ。二人組みのコンタクトやハグ。一人一芸同時多発系は砂に頭突っ込み、砂サンドバック、ぽっちゃり腹自虐、コンテンポラリーダンス、ビルダーちっく等等、そもそも野卑もといワイルドな顔体つきの俳優による卑猥語声かけ・大胸筋動かし・パンツ越しにもたわわな股間握り←マジエロなどはまあ邪視線で。僕はそれなりにおもしろがって観られたけど、劇評などの言う同演出家Sebastian Nübling・振付家Ives Thuwis・砂w作品2011年と同じじゃんとか決め手に欠くとかの言いようもわからんでもない作品ではありました。あとゴーリキーのいわゆる会話芝居に出てる俳優たちがバリバリ肉体勝負してるのはこれはこれですごいなぁと。
〈ベルリンから世界視野で反同性愛嫌悪に取り組むキャンペーンの1周年メッセージ 〉

1 YEAR: ENOUGH is ENOUGH! OPEN YOUR MOUTH! from ENOUGH is ENOUGH OPEN YOUR MOUTH on Vimeo.