ますだいっこうのあと@ベルリン

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Lesbisch- Schwules Stadtfest/『What is queer today is not queer tomorrow』/『夕陽の昇るとき』[ベルリン2014]

独語講座ミニ講演原稿書き、プレゼン系今度こそ朗読じゃなくメモ読み程度でいければな。
Lesbisch- Schwules Stadtfest」@ノーレンドルフプラッツ界隈へ。ざっくり言えば新宿二丁目祭りのベルリン版、もちろん規模は全然違うけどね。モッツシュトラセ中心の一帯が会場。各種LGBT団体・協賛企業や組織のブースと飲食屋台が並んでて、要所要所5カ所にステージもあっていろんなイベントをやってる。わちゃっと&のんびりな雰囲気。各政党ブースが集まった通り、FM局がカラオケコンテストを場末なドラァグさん司会でやってる舞台、ゲイの教師・警察官のブース、交通局や銀行などの企業系もいくつも、脱ぎマッチョ営業もあり。宣伝媒体以外にもガタイ系イケメン系はやっぱり多くふらふら泳ぐ視界と足取り。同性カップル比はもちろん高いけど、いわゆるノンケと思しきもオバサンオジサン世代まで遊びにきてて、いい意味で街のお祭りになってるのがさすが。
『What is queer today is not queer tomorrow』@NGBK。クイアネスを主題にキュレートされらしい展示、映像系エッジ系多め、18禁ゾーンもある中、線画スケッチで顔などを塗りつぶした男たちを描いたOzgur Erkok Mroroderの連作がほんわか印象的。2.5ユーロケバブ
劇団らせん舘Lasenkan Theater『夕陽の昇るとき Still Fukushima -Wenn dir Abendsonne aufgeht』@Brotfabrik。日独混成の在ベルリン劇団による、多和田葉子テキストの舞台化。集会室くらいサイズで外光入る窓もある空間には、紐が張り巡らされ、紙のオブジェがひっかかってたり、置かれていたり、母とか娘とかシーンシーンで交替する役名が書かれた紙があったり、幼稚園っぽい設え。台詞はほぼドイツ語でたまに日本語が混ざり「嫁」/「読め」的な言葉遊びもたまに。ただし、重心低めの女優たちが深い息の底声でゆっくり喋る台詞が続き、それは聞き取り理解度はあがる反面集中が途切れちゃうこともあって、場内の暑さもあり後半むにゃむにゃも正直なとこ。台詞演技のそこはかとないアングラ成分に和太鼓・ハーモニカも入った上演スタイル全体に懐かしさを覚えたのも事実。アフタートークは作家本人がドイツ語で交通整理してたわね。
トラム2電停分歩きプレンツラウアーアレー駅からSバーン濃紺空眺めて。