ますだいっこうのあと@ベルリン

在ベルリン/俳優・ゲイ/演劇コーヒー映画アート読書都市旅ドイツ語/ikko119[あっとまーく]gmail.com

『Murmel Murmel』

〈いわゆるコインランドリーWashcsalon初利用。洗濯3ユーロ(午前0.5ユーロ引き)、乾燥10分0.7ユーロ、洗剤0.5ユーロ。お金は1カ所で投入して洗濯・乾燥機の番号を入力する式。乾燥はかなり強力でしたー。広々してて読書によさげw〉。
こんまい用事ちまちま、別な郵便局で教えてもらってアレクサンダープラッツの大きめな局にも。赤の市庁舎、その界隈のクリスマスマーケット、ベルリン大聖堂眺めて、スターバックス・ハッケシャー。混んでてもわりと空いてる席があってそれはトイレの入口脇だからと思ってたけど、あるいはスポットライトがそこだけ明る過ぎるからなのかも、と。僕の目には非常にありがたいのだけどね。そしてトイレに来た客から「レシート持ってない?」と何度か尋ねられた。トイレのドアにレシートの暗証番号入力式と表示があるけど、実はロックされてないのに。独勉思いがけず集中。
『Murmel Murmel』@フォルクビューネ。1974年にスイスのアーティストDieter Rothディーター・ロートが出版物を元にした作品(らしい)。ひたすら「Murmel」、モーメって聞こえることが多かったけど、とだけ繰り返したり歌い上げたり叫んだり囁いたり媚うったり独り言ちたりする。ストーローはほぼなく流れでいろんなシーンが色づけされ変化していく。11人の俳優たちの身のこなし顔つきは無言劇パントマイムのそれに近い。最初はスーツやワンピース姿、シルエットで敢えて見せる小休止的着替えを挟んで、カラフルなボディスーツにチュチュ姿や全員お揃いメガネ禿おやじ姿に。最初に登場し、指揮で上演を始める音楽担当が舞台すぐ下でシロフォンや打楽器を演奏、ちょっとスッコケ系効果音なども操作する。舞台は自在に動く色とりどりなパネルで仕切られ空間を自由に変えてみせる。コミカルなつかみから、カオス状態、無駄にお色気、ズボンをさげてパンツがMurmel、ソウルシンガー風、スペーシーな動き、パネル使った見え隠れ、などなどなど表情豊か、というかやや過剰、ながら緻密な演出で、まさに広い意味でカラフルで、個人的には楽器の音色がそう聞こえたせいもあって譜面ありの現代音楽パフォーマンスを鑑賞してるような、気分にもなった。完成度は高いし満場の客席も湧きまくりだけど、出来上がり過ぎ、などと言ったら罰当たりよねw。