ますだいっこうのあと@ベルリン

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contact Gonzo『世界の仕組み/肉体の条件』

ikkomasuda2012-09-21

スターバックス中野。ドイツ語宿題。東中野図書館『鉄道ジャーナル』JR発足25年を振り返る連載に注目。渋谷ヒカリエお初。ライアン・ マッギンリー展のあっけなさ。写真集に蝟集する若者たち。d47の辛うじてな良心。
〈渋谷の立食いそば屋の有線で流れてたのが、ウエストサイド・ストーリーの『アメリカ』で吹きました。イージーリスニング版とかじゃなくて映画のたぶんサウンドトラックで、朗々と!〉
contact Gonzo『世界の仕組み/肉体の条件』@神奈川芸術劇場大スタジオ。ホワイエで塚原さんに早速ご挨拶。
〈劇場内設えのあっぱれぶりにニヤリ、配られた“プログラム”のいわば“シーンタイトル”冒頭にニヤリ、さらに某ゲイ術監督がしっかり洋風犬顔男前スタッフ連れで座ってるのにニヤーリ〉。→なんせ大型スピーカーが中央にドンと鎮座ましますまったくの素空間の潔さ、配られるは“曲目”リストで例えば「シャベル」「岩石」「振動01」と題されて“あくまでサウンド・パフォーマンスである”感、ゲイ術監督&連れの男前はどうやら途中退出されたご様子で…w。
そう、あくまで音だけで肉体論を語る作品。シャベルでざっくざっく掘る音、そっから勝手に土の匂いとか想像する、岩石どっすーんと投げた重々しい音、ヘリコプターのひたすらな喧しさ、格闘技する組み合う二人の動きが浮かぶ床面が擦れる音、ボコボコ溺れかけゲボゲボボな声音、果実をどっす裸体に投げつける袋状の物体同士が衝突する音、最後のパンフに23分とある、ゴンゾのコンタクトワークを体育館的な場所で繰り広げる音をそのど真ん中で収録した音。衝撃音に身をすくめながら、移動する音源にグルグルしながら、鼓膜から立ち上がる気配や匂い色、そして何よりゴンゾ兄貴たちの自由ないたずら好きな愛おしい肉体を妄想しながら、眼球に暇与え耳モロ感するw約80分。いわゆる実験的だけれども、すんごくすんごくおもしろかった。その録音シーンなどを撮影した写真展示も、鮮やかな色彩と生き生きした空気に充ちていて好きだった。
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