ますだいっこうのあと@ベルリン

在ベルリン/俳優・ゲイ/演劇コーヒー映画アート読書都市旅ドイツ語/ikko119[あっとまーく]gmail.com

フライングステージ『ワンダフル・ワールド』

ikkomasuda2012-07-07

D社ガイド本ソウル校正。ちりちり焦げてる。
フライングステージ『ワンダフル・ワールド』@下北沢・駅前劇場。みぞさんキムラさんジャスミンさん天辺さんヨシさんOさん横並びにて拝見。山形?あたりに暮らすあるゲイを軸に、カミングアウト以後疎遠な家族や、同居の彼氏、訳知りのご近所オバサン、ゲイコミュニティ等等、彼を取り巻く“ワールド”との震災後の関係から描き上げた物語。なつかし系イケメン顔男優くんの飄々さ、関根さんの描き方自体も込みで、水彩画のような劇後感、正直善くも悪くも。さりげなくひしひしと伝わってくる「なかったことにしてしまう」に対する苛立ちに、一番頷けた。空間や時間以外も含めて“埋まり切らない”微小な違和感を抱かざるを得ないことは、フライングステージ自体を他人として水平に観られない立場ゆえお許しを。とはいえ、こういう書き方もなんだけど、堅実にいい芝居だったと思う。
終演後のわちゃわちゃな中、遠ちゃんサトちゃんと短くけどしっかと話して、一行で階下の坐・和民へ。食虫植物活動なジャスミンさんや、そのカノジョをひとつの範と仰ぐOさん界隈のネタが笑えたわー。