ますだいっこうのあと@ベルリン

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『NO NEW YORK 1984-91』

D社ガイド本上海校正。携帯タイマーかけそこなって60分も昼寝。けどその後快調カッコ苦笑カッコトジル。
NO NEW YORK 1984-91(原題:LLIK YOUR IDOLS)』@渋谷アップリンク・ファクトリーを観る。
最動機であるデイヴィッド・ヴォイナロビッチは、リチャード・カーン作品にノンケ父親役でご出演の勇姿、共同監督映画がチラリ、インタビュー中ドラッグ云々で名前がチラリ、くらい。ま想定内肩すかし。
映画自体は、Cinema of Transgression(破戒映画)ってものがどんなか、その当時の空気がどんなかを伝えるドキュメンタリー、て意味でならそれなりに。リディア・ランチの挑発的スポークンワード・パフォーマンスはちょっと踏み込んでみたい魅力。てかインタビューと当時の映像作品で構成されてるから、断片じゃなくて映像をどうせならもっと視せてくれ的な欲求不満が芽生える。
その意味では、上映後の鈴木章トークイベントで、映画中短く紹介されてた作品など短編3本を、ちゃんと観られたことのほうが収穫大。モノクロ荒削りのエロ・暴力・虚無・反体制、みたいな?
タイトル忘れたが確かニック・ゼッダの映像コラージュみたいなのとか、もとは8ミリ映写機3台でピントとかいぢりながらスクリーンに重ねて映写してた、って現代なら映像編集ソフトで手軽にできそうなことを、局部交合拡大映像無駄にえんえんるいるい、みたいなのでやってて、まあ途中でお腹いっぱい軽く頭痛なんだけど、そこまでの執念・情熱みたいなアングラ根性はある意味かっちょええ&素敵だったねい。
神山町から渋谷駅に下りながら思ったこと。『マラノーチェ』『ハーヴェイ・ミルク』ときて、ざっくり言えば体験しそびれた“1980年代”を改めてな触感。温故知新みたいなね/はからずもね/二十代をね/四半世紀後にね。
ブックファースト。『ゲイの市長と呼ばれた男』→文庫版『ミルク』上下巻。ぱちぱち様とバッタリ。