ますだいっこうのあと@ベルリン

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ピーピング・トム『Le Sous Sol/土の下』

D社ガイド本中国校正。校正事務所からのファックス&電話でもう半ギレ。こちらの請求忘れをすくってもらったのは感謝だが、そっちのミス勘違いさらにはそっちがやるべき業務のことまでだらだらいい人ぶって相談されても知らないわよ!

久々の三軒茶屋スターバックスで気分転換が精一杯。北九州市の無料誌『雲のうえ』老舗特集。うまそー。元・水と油すがぽんにバッタリ。今まで以上にプラスオーラ出てるよね彼。キャロットタワー・ツタヤ。

ピーピング・トム『Le Sous Sol/土の下』@世田谷パブリックシアターを観る。おベルギーダンス。

土ちゅうかクッション性ある肥料の上で繰り広げられるタンツテアター?的な作品。白髪の老女が鼻歌うたいながらおもちゃの家を燃やすあたりからすでに不穏。管理者?ノート持参ときに声楽披露とってもプルプル体脂肪たっぷりないかにもなヨーロッパな中年女性。出っから目線が泳ぎがちな細身長身女性。彼女の花輪?持ってもんどり打ったり転げ回ったりの捨て身加減からこのカンパニーの末恐ろしさが露見。吃音で語りかける男性ダンサー。水中で一回転するように低い姿勢で手をつかずに回り進み続ける。エキストラ?老人行列接吻。ヒミコーアワヤノリコーエディトピアフーストラビンスキー云々ひゃかひゃか笑う老女。男女股関節ばさみもんじょくれ土上もはや格闘。それが三連結≒三角関係にハッテンして後背位で膣痙攣+重ね合った首筋同士がひっつきました的態で3P。しかも土の山からひっぱり/ひっぱられて出てきてもう絡まる絡まる。怪我しねーようにくれぐれも頼むよ的な動き。自我がもはや溶解してとはいえ融合しきってるわけではないあたりの葛藤を具体的な絵として見せられるならではの薄気味悪さ。かと思えば声楽グラマーの下着踊りとか白髪老女のドント・ストップ・ミー・ナウ下手ウマカバーでのヨロヨロ踊りとか。

ふへえ期待値下げ切ってたせいかキましたね。まあなんちゅうかヨーロッパの闇系な作品世界ではなったかな。それでもどことなくポジティブサイドな突き放しじゃない終わり方でそれはそれでありがたかったデス。年度末消化試合1本目アタリ。少しだけツタヤで立ち読み続行後撤収。