ますだいっこうのあと@ベルリン

在ベルリン/俳優・ゲイ/演劇コーヒー映画アート読書都市旅ドイツ語/ikko119[あっとまーく]gmail.com

那覇旅行1日目

大江戸線→都営浅草線京急線で羽田へ。大江戸線始発だと大門乗り換え直通快速急行で接続スムーズ。継子扱いなスカイマーク航空那覇便6:55発SKY511は連絡バス&タラップ。まぶしい朝日に見送られ出発する。その昔地図バイトで何度も原稿を描いた空港の形が手に取るよう。まさに“地図に残る仕事”やね。客はガラガラ、機内サービスは実にあっさりでした。

あっけなく那覇到着、小雨降るなか。さてこれからどうするべか&落ち着け〜落ち着け〜で空港ベンチで一人作戦会議。そのまま首里城計画は雨でとりやめ。国際通り起点で彷徨するプランに。ゆいレールは2両編成でディズニーリゾートライン? 民謡やらをアレンジしたテーマチャイムが駅ごとにチャラチャラ流れてかわいらしい。

県庁前駅下車。“国際”っていうほどかしら?な国際通りを傘を差して歩きだす。あまりにお土産屋ストリート状態に嫌気がさして脇道に入ったあたりから、ラビリンスぐるぐる。

建物や看板やちょっとしたゴミ箱のデザインにしても“本土”とは明らかに違って“アジア”してるのよ。単純にお店の名前だって沖縄姓が多いからずいぶん印象が異なる。

とりあえず朝からまともに食べてなかったのと雨降りで、プチ判断停止状態に陥り目に留まった店へ入る。民謡居酒屋まんじゅまい。お刺身付きに気を取られ頼んだそば定食は、しっかりライスが付いてました……。

国際通り北上続行。雨逃れてアーケード商店街へ右折して気が付くとそこは市場ゾーン。でたらめに歩き回ればもうラビリンス感最高潮。お土産屋がひしめいてはいても、ジモピー向けっぽい食材屋やら衣料品屋やらがあちらこちらに。日本語と日本円が使えてビザもパスポートいらなくても、ここは外国なんじゃないの?て気分になってきた。

日本一狭い古本屋とくふく堂や、戸口開けっ放しの市場茶屋・ニルバーナでしばしの休息、脳のHDの。

『海流』@桜坂劇場を観る。沖縄をメインにした1959年の松竹娯楽映画。総天然色ってムード。お話はまあ昭和なチープさだけれど、当時の沖縄の光景が昭和三十年代とはいえかなり“本土”とはかけ離れてもはやエキゾチック。

ここは複合施設で、アーティストショップやカフェもあっていっぺんにお気に入り。ミニギャラリーではアートユニット・カニメガカニメガ商店」が今日まで展示。ヤンバルクイナの判子アートが売り切れで残念。カフェにてコーヒーに淫する。

牧志公設市場突入。ああアジア感全開めまい。呼び込み積極的な2階食堂部にそそられつつも、いったんホテルにチェックインし夕飯は総菜買い食いを決め込む。オバア曰く「手が冷たいねぇ」。

沖映通りから適当な道を入るとショップ・カフェが点在する通りに。あとで地図をみたらパラダイス通りとあった。その途中カフェ本で見覚えある茶館前を想定外で通りがかる。迷わず立ち寄る。

鉄瓶でゆっくりお湯を沸かしてくれてガラスの急須でいただくプーアル茶に、お茶請けは黒糖ピーナツ。女性スタッフとひとりいた沖縄出身のお客さんと三人でする旅の世間話。ほっこりと心がほどけてやっと肩の力が抜けた、そんな時間だった。ありがとー。

ツアーに1泊だけついている宿泊先ホテルピースランド久米チェックイン。コンドミニアムなので受付はマンションの管理人室もどき。部屋はキッチンまわりも充実していて長期滞在には文句なし。ただしエアコン運転がしばらくぶりか当初むちゃくちゃアンモニアくさかったー。

ゴーヤ、昆布、人参のそれぞれ炒め物に炊き込みご飯お握りで夕飯。ベッドに寝転がってローカルニュースなんぞボンヤリ。

チェックしていた沖縄バンドの金曜ライブをのぞいてみることに。琉球チムドン楽団@西町MUSICA。2部からの割引料金で入場。どっちかっていえばコミック系?な印象。まさにチンドン屋なわちゃわちゃした編成がもうちょい力強く何か聴かせてくれるんかなな先入観はアッサリと…。

ファミリーマートで夜食におでん。テビチなんてあるのねさすが。部屋で相変わらずだらだらテレビ。CMに登場するポーク缶に苦笑したり、サーフボールなんて未知のスポーツで視姦欲充足したり、そんなで初沖縄一夜目更けゆく。