ますだいっこうのあと@ベルリン

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王子小劇場プロデュース『俺の屍を越えていけ』

ikkomasuda2006-12-20


R社@汐留出張校正。ティップネス池袋。

王子小劇場プロデュース『俺の屍を越えていけ』@王子小劇場を観る。「王子トリビュート001畑澤聖悟」参加。足まわりのハンディをはねのけるように活動の体温をあげてるこの劇場が、初めてプロデュースする芝居。reset-N原田紀行さんが出演している。

HPから引用するとお話は「リストラの嵐が吹き荒れる放送局。会議室に集められた6人は、ある理不尽な使命を与えられてた・・・。」

王子の劇場空間で、リアル系会議室の舞台セット+コの字型客席=役者がかなり間近で、後ろ向きもOKなテーブル囲んでのしゃべり芝居で、ナチュラル演技メイン/時間ワープなしのリアルタイム芝居で、1時間20分で、っていい意味での“バランス”が取れた芝居だったなと思った。

ぶっちゃけ感動の、とか忘れられない、って一本じゃないし、だからってテレビや映画でも別に構わなくね?とは異なるあたりのニュアンス込みで、変に狙わない小品っぷりが僕的には好感でした。あとやっぱ経歴を読むと放送関係からも注目を浴びてるだけあって畑澤脚本はまとまってるな、と。

まあ敢えて言わせてもらえば、ナチュラルで始めたなら、リストラ議論が白熱しても過剰な演技へのベクトルはもっと押さえても伝わるんじゃないかな、なんてことは考えたりしましたデス。

地方局唯一な業界人っぽいプロデューサー役・原田さんの、“お調子もん”成分配合な演技だとか滅多にと御本人も話してた仕方芝居だとか合間にボソリと吐く台詞だとか、reset-Nでは視られない貌をそれぞれおもしろがって味わいましたー。あと若いイケメン技術部員役玉置玲央クンが一重細目でit's automatic!。

原田さんにごあいさつ、ここぞとハグして(笑)お暇。スターバックスでチラシやフリーペーパーをお伴にカフェ淫。