大江戸線二駅北上し、ちあきなおみ口ずさみながら歩ってると、前方に森川くん本田さん発見。ミスタードーナッツに寄って、僕はカップ麺のりな飲茶ヌードルとコーヒーを。
主催の龍昇さんとは、流山児★事務所以前の第二次演劇団つながりで、そんなわけで開演前も終演後のロビーや飲み屋でも、現在形込みで長い付き合いな人たちとてんこ盛りで、逢った。
芝居はですね、マクベスの台詞がまさに換骨奪胎されて家庭劇になだれこんでたのがオモシロミ。麻子、って昔っからの付き合いで呼び捨てスマン前川麻子さん、のシレっとしつつ《視てる》かげんと、明樹由佳さんのスッとした垂直背骨が、タノシミ。役者には明らかにガキがいないってのもまた別のウマミ。男優にもちっと華があったらなぁ。
僕的に一番もっとも愛おしいのは、いい意味で泥臭い芝居の立ち上げように大人たちが確信犯で向かっている瞬間・企み・現場、なんだと思う。
龍さんの「雨をみたかい」は、曲の政治的意味合いと、ぶっちゃけ現にそんなで人前で歌っちゃうかいとで、ある意味印象的。そのバックバンド・ドラムスの平井迅クンに去年かなりの勢いで惚れたけど、キンパじゃなくなっててやや恋終わったかも(笑)。
広々座敷ありの居酒屋「お志ど里」へ。店前で看板を改めてみて、その字面だけで「ああぁぁ」な脱力、まさしくアングラ御用達だわ。わいのわいのと、みんなよー呑む呑む。麻子や龍さんとも随分久しぶりに話せて、かつ懐かしいだけじゃないものがキチンとあってだったのはありがたいな、と。