ますだいっこうのあと@ベルリン

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『Manyfesto Aperetivo』撮影

自伝本校正。19時30分現場入りで『Manyfesto Aperetivo』撮影。去年12月の芝居を観た人の紹介でキャスティングされたインディペンデント映画。僕の役は『物哀しげな旅行者・イッコウ』。ヴェディングにある下町風情な居酒屋というかバーが現場。どやどやするなか監督ヤコブと打ち合わせ、ドイツ語で送られてきた台詞を日本語に訳するに際しての。彼が興味を持ってる寺山修司のテキストからもインスピレーションされてるようで、なるたけその方向で、敢えて大胆訳やら繰り返しやら語感整えやらして口慣らしブツクサブツクサ。どうやらタダ酒と引き換えらしい知り合い系エキストラが集まって撮影そっちのけでワイガヤするなか、段取り・台詞緩やかに撮影開始。ギオとの会話、正しくその場その場で放埓なエネルギーが羨ましい思える彼と何度も。褒め言葉として妖怪級なドラァグさんまがいで豊満な、バーの女将ジョイがドイツ語シャンソンを、僕に歌いかけその後店内を巡るシーン。店前の行列を眺めバーに誘い込まれるシーン。その前後で店内は一般客も含めかなりコントロール難しい状況かつニコチン濃度が限度かつ別シーン撮影で、しばしば路上避難や奥部屋仮眠やギオと/エキストラで来てた大学生マニュエルと喋る。エキストラ解散後、くだんの日本語台詞、ギオは出身のグルジア語で、なぜか会話が成立するシーン。バッテリー残り僅少なカメラで強引に撮ったギオと僕がバーを出るシーン〈女将が[出発の]景気付けで出した蒸留酒[シュナップス]を、ぶっつけ本番撮影ゆえ仕方なくエイ!と飲み干す。さくらんぼ甘味→撮影後に微頭痛。「10歳」前にしての、まあ誤飲案件ってことで。昔の打ち上げでウーロン茶がウーロンハイだった並のw〉。深夜2時半に終了、撮影そのものが二度寝で見る頭痛混じりの夢にも似ていて、監督ヤコブとした別れのハグは、酒煙草諸々の臭いと混雑したバーの蒸し暑さによる彼自身の匂いとが妄想誘導。深夜バスN9N8N5、帰り着いたリヒテンベルク橋からは発車待ちする始発Sバーンが見えた。
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