ますだいっこうのあと@ベルリン

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yukihiro taguchis ausstellung "kettenreakiton"

晴れてきて春めいた土曜。田口行弘さんKettenreakiton』@HB55追う展示タイトルは「連鎖反応」とかって意味かな。建物の都合で田口さんに直電して鍵を開けてもらう流れで早速再会握手。レンガ造建物1階のどどーんと広くて暗いコンクリ打ちっぱに映像作品が8本とかてんでに上映されてる空間全体がすでに何らかのインスタレーションで、個人的には以前のベルリンでは時々遭遇しては暗がりに惚けてた今では懐かしい場で、彼の作品群を眺めたかっこう。ヨーロッパやらアフリカやらの土地で出会った人々を巻き込む形で撮影された廃材などによるコマ落としというかパラパラ映像というか物体アニメーションというかの数々は、彼の狙いどおりニンマリがあちこちにあって、こう“コミュニティ・アート”や“環境を考えるアート”とかって札を一瞬貼っちゃえそうだけど、そこを転倒して連鎖してってる手触りっていうのかな。例えば街のあちこちで廃材を燃やして食事をつくって振る舞ってる?その小さめなドラム缶ストーブ的なのにはデザインされた穴があけてあって中で燃える炎の色で“イルミネーション”になってて、燃やした果ての炭を使って白長い紙の上に人々が思い思いに描く様子描いた絵とか、すべてはキコキコカクカクした動きの映像でね。いろんなカメラ・ビデオカメラを合体させ付属のモニターが映し出す目や口や耳などのパーツからガチャな顔をこさえて、それを改めてカメラ経由で投映するとかね。すっごく雑な言葉で書けば、ちょっとした工夫とか発想とかでピリリリリッと違った物を視せる魅せるアート、って印象で改めてファンになった。オープニングの様子。M8S9S5チョコアイスサラミ背中ヒーターアーベントシャウ辞書。
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