ますだいっこうのあと@ベルリン

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コンスタンツァ・マクラス『On Fire』

夜明けまでの分に加えて降り出した雪を眺め思わず〈♪あれは…おゆきという女♪とトートツに口ずさんでソウロウ〉〈うちの建物は給湯/温水暖房をひとつのガス炊き大釜で賄ってて、給湯優先だと大家曰く。で気がつけば目盛り最大のヒーターはおヒンヤリ、むむー避寒せねばだわ。寒さ自体は雪が降ったものの0℃くらいまでやわらいでるんだけど〉自然食スーパーLPG@ゼネフェルダープラッツ駅でパン豆腐無調整豆乳ほうれん草調達の単純往復、子供連れの微笑ましい姿いくつも。大きめ鍋拵えカレー平らげ、机上。
コンスタンツァ・マクラス『On Fire』@マキシム・ゴーリキー・テアター。他人の空似でなければたまたま子供と劇場にいた彼女の、雑にいえば異文化の混在やら対比やらを扱う文脈にある作品、ドーキーパークからの面々と南アフリカのダンサーらにヨハネスブルク基点の写真家が加わってのクリエーション。個人的印象はこんな感じ:テニスウエア短パンのマッチョ黒人ダンサーによる四肢軌跡鮮明な冒頭ソロに目を奪われ、ただしその後の数シーンはコレもしかして研究系不発のままか?と軽く危惧したものの、ドーキーパークの男性ダンサーがスーツ姿でブレイクダンスちっく技込み超絶体位で短く踊ってみせてから、なんだかスイッチが入った感覚で、以後はなんだかアホらしいシーンやら無駄にヒステリック・無駄に脱ぎ脱ぎ・無駄にクイアーなコンスタンツァ風味陸続でゲラゲラ笑いながら体温上がった。モチーフはほんとごっちゃまぜで、何だろう、アフリカンダンス・バレエ・民族音楽・オペラ・儀式ちっくな歌・パーカション・寸劇・民族衣装・ストリートファッション・テニスラケットやらゴルフクラブやら手にしての格調高きw振り・英語会話・例によってドーキーパークからのフェルナンドのコミカルな台詞・男性陣による断続的な群舞などなど、アフリカとヨーロッパというもはや永遠ともいえる課題?テーマ?を実にユーモラスに対比混在転倒直喩暗喩異化等々な構成で、十二分に堪能。運動選手みたくデカケツで汗かっきな南アくんに萌えたんだわ、てかやっぱガツガツ踊るカラダが視られるってそんでもってコンセプトとしても重層に含みありありなダンスは極上の視姦だわ、ああ雪冬憂鬱軽減だわ、だわわわわー。