晴れ始まり、後でと思うとグダグダなので起き抜けに意識的に外を歩く30分コースするうち競技場Stadion Friedrichsfelde前を通る。すでに存在は知ってたものの今朝は近所の人たちがただ三々五々ジョギングなどしてたので、鉄柵回転扉を抜けて朱色のトラックへ紛れ込み何周か歩いてみた。ああここへ能う限り通って数十分歩くか小走るかすればいいんだと最終回答。エジンバラ旅日記・辞書片手の台本読み・Tumblr蟻地獄←蟻へのルビはエロw。
Claudia Berg振付『Zurueckbleiben bitte』＠Natur-Park Suedgelaende、マコトさん出演のタンツテアター、元鉄道施設敷地跡の自然公園に残る転車台での上演。観客は車両一両分の回転部に一列で座り、レンガ敷きの少し低くなった部分でのダンスを観る。題名は電車発車時のアナウンス「おさがりください」。背後には現在形の鉄道線路があり時折列車が通過する、けどそれ以外は森になってる場所で鳥の声や風の音、通りがかる人の足音まで耳にする環境で、音楽なしだけど何らかの物音はする身動き的シーンの聴覚込みな印象深さ。途中ダンサーたちやピチピチした男子たちによって手動で動かされる転車台が恐らくは運命の分かれ目といった象徴のようで、死者／生者の間（あわい）な光景が時にグロテスクさ少々も帯びながら繰り広げられた。サイトスペシフィック好きにはぐっとキた公演でした。
帰り途中のオストクロイツ駅にて、小さな男の子が階段を子供がヒョコヒョコ降りていく、たぶん無意識にバランスを取っているのであろう両手のヘニャヘニャした動きを視て、ああこれもタンツテアターだよな、と強引に。リヒテンベルク駅に着いたら、別ホームにモスクワ・パリ・トレインが停まってた。駅の時刻表を何気なく見て存在には気づいてた大陸横断列車、眺め鉄したw。
