ますだいっこうのあと@ベルリン

在ベルリン/俳優・ゲイ/演劇コーヒー映画アート読書都市旅ドイツ語/ikko119[あっとまーく]gmail.com

es wird dunkel, kerzen werden gezuendet.[ベルリン2015]

微妙にアテが外れて半端なまま過ごし午後アメリカ記念図書館で「Tanz im August」誌をちょい読み行列のできるケバブ屋向かいのピザ屋には美青年新入り店員が。ボディンシュトラセ駅からテンペルホフ空港跡地東側入口を抜けTheater Anu『Die große Reise』公演会場へ、ミゲール・マリアらの早い入り組に合流、ロウソクの芯を火が付きやすいよう立てておく再作業を延々と三々五々メンバーとすれ違いに挨拶ベルリン初日を観に来たテアターハウス・ミッテ勢にも挨拶20時からチャッカマン的で着火開始これも3000個となると十数人でかかってもなかなかに時間がかかる、きのうで足腰きてる五十路ババアは座ったまま位置を移動し時折暮れなずむ空を見やりつつ、21時を過ぎ少々巻きが入り慌ただしく僕は敷地外周のいわば見張り役に、ただロープをゆるく張り巡らしてあるだけなので何人もそれを越えて入ってくるのでいちいち声をかけなきゃで、日が暮れるともはや人の姿を認識しきれないとか客で来た人が設定されたロウソクの迷路を外れて眺めてるだけとか僕のことを適当にあしらってるとか原っぱで次第に冷えてくるとか、森川くんが辿り着いて合間あいまに少し話すとか、公園管理のおじさんにチケット持ってますか?とまで問われるとか、の約3時間半、地表に並べられたロウソクあかりに描き出す迷路を辿り歩き何カ所かで繰り返し上演されているほぼソロなシーンを見て歩くいわばインスタレーション型演劇、最後の最後に俳優たちが奇声を発しながら順々に一塊になり去って行く幕切れを見届けて撤収、真っ暗なもと誘導路跡のアスファルトを歩きボディンシュトラッセ駅からラットハウス・ノイケルン駅まで足棒で歩き抜けN94バス。