ますだいっこうのあと@ベルリン

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木ノ下歌舞伎『黒塚』

D社ガイド本北京校正、最後の最後インデックス確認を、のびのびと、というか赤字が少ないので間延び間延び、イラつかずに作業して発送。一冊完了お疲れさん。で、まさに草臥れ全開、タイマーかけた仮眠をアームチェアで断続的に繰り返す。
渋谷信州そばでうっかり頼んだ鳥そばの辛味つゆが赤い成分配合、鶏肉のふんだんさに救われつつもくじけた。敏感肌用石鹸探して三千里w薬局含む何カ所かぐるぐる。センター街から旧旭屋書店入口から降りた先は東横線にたどり着くまで無駄に歩かされてる感募るばかりな地下迷惑宮。飛び乗った急行が混雑車両だったりとかもね、それでも綱島で座れたのでホッ。
木ノ下歌舞伎『黒塚』@十六夜吉田町スタジオ。入口で杉原邦生クンに早速再会でちょい心休まる。廃ビル転用な上演スペースは僕的お初で、その稽古場まんまな設えで、安達ヶ原の鬼婆伝説を素材にした歌舞伎物を、現在と往来する演出で観せてくれる。老婆役・武谷公雄の集中/弛緩の空気弁操作とでもいうかのハンパなさに、廃屋を訪れた劇中のフィールドワーカー的今様スタイルの旅僧一行同様、引き寄せられ突き放され何ぞまじないかけられ、といった観劇体験。至近距離二方向客席、敢えて死角もありな素味な舞台美術にも好感。けどゴメンいっちばんおもろかったのは、アフタートークの主催・木ノ下裕一センセイの、リアル歌舞伎『黒塚』に関するの愛ある故の言いたい放題っぷりだったりしたんだけどね。定点観測したいユニット。地球を股にかける制作植松侑子さんとも久しぶりバッタリ。
帰りの通勤特急やれやれ座れたはいいけど空調で外気以上に肌寒いってもぉぉぉ。