ますだいっこうのあと@ベルリン

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マームとジプシー『ドコカ遠クノ、ソレヨリ向コウ 或いは、泡ニナル、風景』/岡田智代ソロダンス『L・D・K』

ikkomasuda2012-06-23

小田急急行下北沢着席god sei dank! ドイツ文化センター図書室でグラフィックが気になり借りた若者向け社会派誌『fluter.』読む。〈20年ぶりくらいで町田下車、乗り換え。上海でのそれと似たクラクラ感〉横浜線。喉渇くコンビニドーナッツ。
マームとジプシー『ドコカ遠クノ、ソレヨリ向コウ 或いは、泡ニナル、風景』@淵野辺プルヌスホール。
タイトルの、それだけで何事かもやもやしてしまうフレーズが、繰り返され字幕投影もされ例によってマーム風切なさ甘酸っぱさに巻き込まれていると、“それより向こう”へいく出来事=鉄道事故、が前半でスンと提示される。されちゃうもちろん敢えてだろうけど。だから構図としては、残されたさりげない日常、残されたものは繰り返すしかないさりげない日常、“泡になる”ものが切り落とされる端のさりげない日常、の会話言葉時間、のコラージュ、に視えた。なのでね尼崎のJR福知山線脱線事故についてが覚えている限り脳内でこれでもかこれでもかと自動再生されちゃってね、もちろん直接的にその話では決してないのだけど鉄道事故と言われれば僕にはそうで、うん先頭車両からの映像も流されていたしさ。そんなわけで、前回見た作品の、登場人物それぞれの思いや記憶が亡くなった者とそれを取り巻く時間を、ソラリスの島のように堆積させてあぶりだすじわじわが観る者にまで侵食してじわじわしていく感覚とは、ちと違って、ざっくり言えばオチが分かってしまった状態だったので、その意味では若干違和感。三方向客席、グレーのアクティングエリアはもしかしたら車両1両分の幅と長さかもしれない、あとイスとか手持ちつり革とか朝の象徴としてのマグカップとか。情動リフレイン系ダンスは今作でも。高山さんにご挨拶。
横浜線南下〈前世紀ぶりに菊名下車。東横線人身事故でやや騒然。コーヒー260円は紙コップかー〉。松屋豚しゃぶ丼後仕方なくアンデルセンのカフェでB誌原稿推敲。
岡田智代ソロダンス『L・D・K』@ギャラリー&スペース弥平。TSMGOつながり亮介くんやゆかりさんと偶然一緒。住宅街のカウンターキッチンとピアノがあるスペースで智代さん素で一人。ガツンと踊らないがゆえの余白、家常菜なダンス、そこにこだわった振りもあったけれど掌の空気がふっと踊るのを視た気分、ライトブルー・ライトパープルな印象は季節や日常的な衣装によるものねーw。そうそう、“続いていく”作品でもあった。上り東横線トーク