ますだいっこうのあと@ベルリン

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『ソイレント・グリーン』

ikkomasuda2011-07-03

まさに安息日。『オキナワなんでも事典』つまみ読み。〈嘉手苅林昌に惚れ直し。ネクタイしめて革靴はいたスーツ姿で構える三線。ちょこんと木造家屋の門口に座ってるショット。オジイかっちょよすぎるー〉。み月超で散髪@ヘアープラスパー。多くて太い髪と繰り返し言われながら頭頂部ツンツン側頭部控えめ刈り上げにスッキリ。ブックオフで欲しかった旧号まんまとゲット。
『ソイレント・グリーン』。5年前日本語訳上演で観たルネ・ポレシュ初体験『皆に伝えよ!ソイレント・グリーンは人肉だと』のモチーフな1970年代作の暗い未来系ムービー。やっと観れた&堪能。社会派にもアクションにもスプラッタにもB級にもどっこか微妙にズレる立ち位置がある種の味を醸してるかなと。今時ならCG合成しちゃうような例えば人肉プラントも発電所跡で撮影してたりとかどこかしらのどかなSF。芝居で使われたベートーベンの田園とともに流れるエンドロールは、(失われたという設定の)地球の自然讃歌的映像で、それは自発的に老人などが死んでいく儀式の“劇場”で今際の際に流れる映像だったりもする。芝居の題名、ドイツ語原題も『Soylent Green ist Menschenfleisch: Sagt es allen weiter』で、主演チャールトン・ヘストンの最後の台詞からですね。