ますだいっこうのあと@ベルリン

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『ラヴズ・ボディ 生と性を巡る表現』

ikkomasuda2010-10-07

オフ。朝スターバックス中野カフェ淫。図書館借り本ザザザ。午後恵比寿。
『ラヴズ・ボディ 生と性を巡る表現』@東京都写真美術館。まずデヴィッド・ヴォイナロヴィッチのコーナーに突進。ああ平面構成も含め8点も。いいセレクトだと思う。『熱 Fever』という一番好きな作品、メキシコの痩せっぽち犬と満月を2つあしららった写真も並んでいる。コーナー冒頭は『無題(フジャーの死)』。愛するフジャーの死を看取った果て撮影された写真をコラージュ。その上にガツガツと文字が並ぶ。エイズ差別への怒り。横の一角がそのピーター・フジャーで、ニューヨークの廃墟・人物写真の一連の始まりは『煙草に火を付けるデヴィッド』。もちろん深いつながりある年下のヴォイナロヴィッチの姿。ウィリアム・ヤン『独白劇〈悲しみ〉より《アラン》』の一連はHIV感染症により亡くなっていく昔愛したゲイ友を写真とテキストで描く。まざまざとかつまっすぐに。エルヴェ・ギベールは室内写真に空疎さを醸す。フェリックス・ゴンザレス・トレス『「無題」(自然史)』シリーズ。ごくごく最小限の言葉で申し立てをするモノクロプリント。その横にぶらさがる電球オブジェ作品が愛おしい。張くん、ハスラー・アキラは粘土オブジェと映像。関係みたいなものを描くカランとした風通しいい作風。AAブロンソン『吊られた男』大型プリント×2でまちょっとかまし担当?w。スニル・グプタは、インドでセクシャリティをカミングアウトした人物をド直球で捉える「マルホトラのパーティ」シリーズ、じんわり励まされる。そんなふうに僕は観た。。エイズ+サブタイトルを軸として前向きな物語性もちょびっと滲ませるエキジビション。冗談でぶっちゃければ都立でゲイアートここまでやっくれちゃって的快感w。穏やかな充実した曇り空の午後。
ナディッフジャパニーズアイス櫻花、きなこ黒蜜さつまいも黒胡麻、新宿雑用、スタバ新宿南口再カフェ淫外飲み。