ますだいっこうのあと@ベルリン

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ポツドール『夢の城』

ikkomasuda2006-03-08


R社@汐留出張校正。よれよれ。中野中央図書館。いったん部屋に戻って、『ミス・ピーチ』DVD特典映像からあれこれ観る。笑ったり一人で突っ込み入れたりジンときたり。ション横かめやで、きつね+とろろ昆布そば。この組み合わせだと塩味的に“おかず”があまってしまうことに気が付く。

ポツドール『夢の城』@新宿シアタートップスを観る。

*ある意味極北な舞台でありました。僕は好き。感想のようなものはおいおい。

3/13加筆

「極北=最果て」と書いたのは《台詞》がまったくなかったから、でもあったりする。アパートをベランダの窓ごしに観る格好だった冒頭シーンがそう始まったので、まさかと思ったら本当に最後まで通してしまっていた。だからぶっちゃけ観察モード。いわゆる言葉で語られるいわゆる《物語》は、ない。好き。

茶髪アッシュとかって形容詞しか浮かばんイマドキな、ぶっちゃけあまり“ちゃんとしてない”若者男女8人の、布団しっきぱ・なたまり場な一室での、生態観察。そんな《舞台》でした。その生態たるやもちろんセックス、生々しい《演技》での、もあるわけ。それも感情の起伏とっても低めな、しかもすぐ背後でヤっててもワレ関せずでテレビゲームにマンガに没入してたり、みたいなの。それでも、ひとつ鍋をすすり合うシーンもあったり、なんだかイライラが高まって激しいセっクス&取っ組み合いのケンカな景もある。ある意味、ニンゲンという動物を視ている感覚も抱く。ステキ。《戯曲》賞受賞後第一作目がこんなだなんて確信犯にもほどがあるともいえる。僕的には拍手。

邪(よこしま)視線的にはもっちろんメンバーいち脱ぎっぷりのいい、オウジ役・米村亮太朗くんに釘付け。グレーのスエット上下で、なんというのか坊主頭にライン状剃りを入れたB系な出で立ちで、股間握りながら登場だもん。もうヤリたくなったらハイ即脱ぎ捨て。浅黒スジ筋ボディのみならず、もはや露出マニアじゃなかろうかレベルの潔さでプランとさせてるモノまで、C列4番でバッチリ拝観いたしました。他の極細男子とかの脱ぎも涎ダラダラで、アアン、妄想暴走しまくりよー。

とここまで書いてふと思ったこと。コレがもし、女子ばかりで女子スッポンポンの嵐とかだったりしたら、ババアの作品自体に対する反応はどうなるかしら?ってこと。ある意味言わずもがなよね。リピートするかどうかはさておき、少なくともそこに“徹底して曝け出す精神”が存在するならば、それはきっと認めるだろう。