ますだいっこうのあと@ベルリン

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nest and collaborators『Vanishing Point 30』

ダンスセレクション2005「女性作家シリーズ」@六本木オリベホールを観る。お目当てはヒンドゥー五千回の結縄久俊さんが出演するnest and collaborators『Vanishing Point 30』。nest名義だけど振付は佐藤美紀という女性。

ぶっちゃけ映像コラボものってアタリなしって前提で観るんだけど、今日のは見事大アタリ。とにかくセクシーだったのよー。結縄さん、柴一平の男性陣がノースリーブでグネリ踊るのがセクシーだったのはもちろんのこと、それ以上に、映像と音楽が絡み合う、その絡まりかげんが僕にはすんげくセクシーに感じられて。

映像はモノクロ&幾何学デザインなイメージ。液晶ディスプレイの細かいドット感までダンサーたちの白っぽい衣装に投影される。おそらくはデジタル楽器もありでたぶんライブ演奏されてる音楽も、なんていうかパーカッションベースで聴いててうっすら興奮してきたし。それらとダンス・ダンサーが、なんだろうな《空間》として一緒に在ったってことかなー。初演のフルバージョンも観たかった。

ああ、あと森下真樹が群舞でも超然と「モリシタマキ」だったのが笑えました。お得意の台詞付き振りソロもクスクスもん。って、おハイテクしつつこういう個性派も配しちゃってたあたりも僕的にはよろしくって。

たかぎまゆ『独り舞踏会♪』。スタンダードナンバーがいっぱい聴けたので、まあまあ。Roussewaltz『彼と彼女のredな味』。ココ前に一緒だったことがある内田香ちゃんのカンパニーなんだねー。女性はロン毛で男性は王子様系でみな赤い衣装でなんつーかゴージャスでしっかり男女な作品でけど途中でお腹いっぱいで、ってそんな。

夜六本木から乗る大江戸線っていつもしんどい。混雑して空気が淀んでずっと地下でしかも速度のろいから、かね?