ますだいっこうのあと@ベルリン

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ウエノ・ポエトリカン・ジャム3

ikkomasuda2005-09-04

今日読むテキストを持ち時間3分で読めるか測ってる最中、J-WAVEからちょうどウエノの情報が流れてた。で、んーっと、2分40秒。前ふりトーク最低限にして微妙に巻かないと、ちょん切れる。
ウエノ・ポエトリカン・ジャム3@上野水上野外音楽堂。2001年以来4年ぶりの復活だ。パチパチ。
12時のスタート前に到着。客席に入ると、愛しのカワグチタケシさん、京都勢choriくん今村知知晃くんが同時に手を振ってくれる。それだけで幸福度アップ。偶然おソロの、空弁・焼き鯖寿司をカワグチさんと並んで食べるー。
その昔の阿佐ヶ谷系、INTO THE DEEPを主催してた、吉川ノブくん、鎌田幸樹くんたちとも再会。自分が出る第四部MC・Achicoさんにもごあいさつ。彼女が引き止めてくれて、実行委員長・馬野幹さんとは初めましてー。
以後とにかく今日はいろんな、ほんっといろいろな、好きだったりキライだったり何とも思わなかったりな《人と言葉》とに出会った一日。
第一部トップバッター、初っぱなの初っぱなが今村くん。初見。性衝動と政衝動をないまぜにした言葉を体グネらせて発するノンケ二十代細身坊主頭クン。なんかダンスを観た気分。choriくんは二度目。ラップだけど、いい意味で地に足の着いた裏づけあるメッセージを手渡してくれる感触が好きだな。でも二人とも3分じゃ、オーディエンス側的にも不完全燃焼気味。そーだよね、まだお若いんだし(ふめい)。
と、今日まずは観ておきたかったパフォーマンスは堪能。あとは出番までの耐久レースよ。ゼイゼイゼイ。次々登場するリーディングの感想をダラダラおしゃべり。フラフラ歩き回る。不忍池の蓮眺める。緊張した体をほぐす。愛しのカワグチさんとジャレジャレする
「呑んだら読むな、読むなら呑むな」が鉄則なので、みながビール片手にいるのがうらやましゅうてならんー。第三部途中から松くんが合流してくれた。あんがと。
さてさて待ちくたびれた第四部出番。控え室は濃い顔ぶれ。好々爺ならぬヒッピー爺に小さなアントニオ猪木に胴着のおっちゃんも。緊張しつつも、自分の位置づけがよくわかった気分。
で、読んださ実に2年ぶり。『for all f*ckin' true lovers』。微妙に速度あげつつ声が音楽堂の空間に響く快感を覚えつつ…………。制限時間は無事クリア(笑)。
退場のとき、舞台下から「いっこうさーん!」と呼ばれて、さいとういんこさん、タカシくん、先月生まれたばかりの赤ちゃんに、思わず駆け寄ってしまった。
はぁ、つうわけでまずは生ビールを煽り、アメ横焼きなんぞもほおばって、気楽なオーディエンスに。観に来てくれたまみぃこと石関準くんにもごあいさつ。
以前から知合いだった桑原滝弥くんのリーディングもやっと観れた。客席まで出張って池にまでお約束で浸かって、おちゃらけかと思いきや、しっかり自詩世界に引き込むあたりはお見事。お約束の上半身裸だったし。
アーサー・ビナードのリーディングが脂ぎったなかでほっこり。ある意味何も狙ってなくてテキスト「ペース」で淡々としてて、もしかしたら、一番すんっと言葉が体に入ってきたかもしれないなぁ。
雷は鳴るわ通り雨は降るわ叫ぶわ説教するわガナるわ入っちゃうわ自慢するわ壊れるわ青春するわ寝るわ臭うわぐったりするわととにもかくにも各種盛り合わせで続く、夜8時まで。
最後までいたのは初めて。諸々のどうのこうのは“おいといて”、パレードと似て、みなが集まってひとまず共有できる《詩のある場所》って意味では、充実した復活ウエノでありました。
関係各位ほんとにお疲れさんありがとさん。
んで打ち上げ! @アメ横坐・和民。最終的に総勢60名以上でもはや騒然(笑)。右にカワグチさん、左に今村くん、ときどきchoriくんというスイーツな席で、詩業界とかいっさいカンケーなく、今村クンの低脂肪ギャランドゥをなでなでしぃの、イケメンスタッフ視姦しぃの、で生グビグビビ。
12時前に店を出ると滝雨。もうこれは…と覚悟を決めてえい!と軒を伝って上野広小路駅へ。当然ずぶ濡れ。ホームで遠慮なくTシャツに着替える。ちょうど東西線最終に連絡して無事落合帰着。