ますだいっこうのあと@ベルリン

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Noism05『Triple Bill』

R社@汐留出張校正。ティップネス渋谷でアクア活動。水着姿のイントラくんで何げに目の保養。井の頭通りサンクス前でプチ路上呑み。てか主目的はタンクトップ・ノースリ男子の……視姦。

Noism05『Triple Bill』@三軒茶屋世田谷パブリックシアターを観る。いわゆる金森穣新潟舞踊団の、今回は外部振付家による3作品のオムニバス。

劇場入口でカンバセーション前田圭蔵さんとバッタリ。昔接点があったくせに、気後れしてずっと他人の顔ですれ違っていたのだ。改めてごあいさつする。

アレッシオ・シルヴェストリン振付『DOOR INDOOR』 ぶっちゃけおっかなかったっすわ、実存の不安系っすね。けどこゆの好き。バルトーク「青ひげ公の城」、振付家によるテキストの朗読、ときに悲鳴、紙をくしゃくしゃする音、壁イメージな灰色の幕三方+天井、薄どんよりと暗くて誰が誰か識別しがたい照明、唐突に挿入される暗転、そんななかでわりと一定方向直線的に移動しつつ、、しなやかな振りで蠢くダンサーたち…んな感じでしたー。

偶然すぐ後近くに原田悠くんが座ってて、休憩中まったりトーク。木村さん、乗越さん川江さんともごあいさつ。

黒田育世振付『ラストハイ』 脳熔け級に延々なパーカッション、たぶんギター、歌をバックに、上半身裸の!!!穣様がひたすら踊り続けるの。きゃぁぁぁぁ素敵。もっと近くで観たかったぁぁぁぁぁ。

ライブで松本じろが演奏する音楽は、チベットとかインドとか声明とかな耳触り。黒にオレンジ?がポイントな山口小夜子様デザインの衣装もエスニックなムード。行ったことないけど例えばバリのケチャみたいな、“亜細亜の夜の宗教儀式”な雰囲気がキたね。他のダンサー勢は段取りちっくな動きを繰り返したりときにユニゾンしたり。しかしメインディッシュは35分間踊りっぱの金森穣。さすがに解脱ちっくな表情だった気が。だけど動きの勢いは衰えたようには視えなかった。なんだろね、黒田作品に潜む“女の子”の自己破壊願望みたいなものを、そのまま金森穣という踊り手へ投影したかのような作品で、かつとっても刺激的なライブでもした。本日ベスト。

近藤良平振付『犬的人生』 一転脱力モード。アコギのてけとーな歌で始まるユルユル感。すり足なんかで行き来してちょこまか手振りがあったりする。何げに恥ずかしい寸前の動きにお尻がムズムズしちゃう。金森穣がもう虚脱状態な顔で踊ってるのが笑えたわ。近藤良平ワールドと、踊りまくりではなく“踊れまくり”なNoismとの、敢えて・確信犯なコラボレーションが楽しめた。

にしても悠くんと話してたこと。観賞後とてーもグッタリでしたー。それは贅沢な、ある意味幸福な、なんだけどさ。だって、第一級の個性濃厚な振付家による作品が、30〜40分の濃縮バージョンで並んでんだもん。そら当たり前。つう意味でもう一度観たいくらいな印象的なオムニバスでした。

渋谷駅でプチホーム呑み。ここでも主目的は……。