ますだいっこうのあと@ベルリン

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ベルリンの壁メモリアル/『Erleuchtung Garantiert』

一樹とGedenkstaette Berliner Mauerベルリンの壁メモリアルへ、自分的には10年近くぶり。屋外の元壁敷地に設えられた、壁を示すポールの列・取り壊された建物や逃走用地下トンネルなど示すプレート・音声映像も再生できる説明ポール等が、想像や思考の余地を残して錆茶色で点在する空間全体がひとつの巨大なインスタレーションにも視えた。展望台からのテレビ塔を背に見下ろす壁+無人地帯+監視塔の再現空間や、個人史までしっかりおさえるドイツ式な充実ぶりの記念館内展示にも、改めて思うところ多々。北駅へ抜け、フリードリヒシュトラセ駅中エデカ、フィッシュ&チップス系インビスでお昼、一樹と別れる。
ドーリス・デリエ監督作・日本のDVD題『Min-Zen』[原題『Erleuchtung Garantiert』雑訳「悟り、きっと保証」]ドイツ人中年兄弟が東京でのドタバタを経て、禅寺[能登總持寺祖院]で体験修行する喜劇、超堪能!日本のそれ撮るかー!がいちいちツボ、錦鯉・舞踏的路上踊り・畳掃除と後の日本舞台作3本連想カットにもニンマリ。即興っぽい演技も素敵〉2000年公開作なので、例えば東京の風景としてしつこく登場する携帯はアンテナのある懐かしい型ばかりだし、渋谷スクランブル交差点ツタヤビルは工事中だし。もっさデッカい男優コンビがなんとも味わい深い&ごく控えめにゲイエピソードもあったりし。にしてもデリエ監督のほんのちょっぴりオーバードライブな視線は相変わらず好きだわー。